ブレイク・ライヴリー「映画とテレビに出ることで互いに栄養補給し合ってる」インタビュー2

撮影中は本物のボストンっ子に間違われるほどなじんでいたというブレイク・ライヴリー
  • 撮影中は本物のボストンっ子に間違われるほどなじんでいたというブレイク・ライヴリー

インタビュー1より続く

――本作の準備で、本物のボストンっ子について学んだことは?

「たくさんあるわ。自分が演じるキャラクターに関することだけではなかった。私がこれまで生きてきたのとはまるで違う環境で違う生き方をしている女性たちと過ごせたのはとても勉強になったわ。彼女たちは、しょっちゅう身近な人を失っている。殺されたり、刑務所に送られたり、自殺したり、麻薬密売が横行しているのでリハビリ施設に入ったり。それでも彼女たちはとても強く、とても前向きなの。そして、とても幸せそうなのよ。あの町の人たちのお互いに対する忠誠心、愛、信頼、仲間意識、友情、誇り、伝統というのは本当に素晴らしいものなの。それに、ちょっと別の時代の世界の感じもあるわね。今はインターネットや電話など、コミュニケーションの手段が色々あり、近くにいなくてもみんなと結びつくのがとても簡単でしょ。実際に一緒にいる人よりも、テクノロジーや映画を通して知っている人たちにより注意を払いがちだと思う。でも、あの町では、一緒に暮らしている人たちどうしの結びつきがとても強いの。みんなが家族で、1つのユニットなのよ。あの町の人たちについて色々なことを知ったけど、その中でもそれは本当にすごいことだと思ったわ」

――本作の撮影中に、本物のボストンっ子になった気がしましたか?

「自分がボストンっ子になったなんて、死んでも言えないわ。大勢のボストンの人たちにボコボコにされそうだもの。あの町のバーで撮影中に、ある男の人に会ったの。彼は18年服役して、2ヶ月前に釈放されたばかりの前科者で、ベンは彼をバーのシーンのエキストラに起用したのよ。その人が私に近づいてきて、『いつからここで暮らしてるんだ? 俺は会ったことないな』と言ったの。そしたら、チャールズタウンで一緒に過ごしてた女の子たちが、『馬鹿ね。彼女はこの映画の女優よ!』って。彼の言葉は最高のほめ言葉だったわ。だから、映画の中では本物のボストンっ子のように見える瞬間、シーンがあるかもしれない。そうであってほしいと祈るわ。それこそ目標達成だもの。でも、私は自分が本物のボストンっ子だなんて言わない。絶対に。でも、あの町出身だったらきっと嬉しいと思う。それぐらい楽しかったの。『ここで暮らせたらなあ。本当に最高の町!』だと思ったもの。すごく寒いけど」

――ベン・アフレックの監督ぶりはどうでしたか?

「撮影に入る前、彼はどんどん課題を出してきたわ。キャストが役を自分のものにし、ボストンとボストンの人々を理解するように、とても高い基準を設けていた。私たちがキャラクターに溶け込んで、素の自分がにじみ出たりしないように、1つ1つの細部まで徹底的に理解させようとしていたわ。だから、いったん撮影が始まると、色々話し合う必要がなかったの。彼は私たちに頭で演じるのではなく、心で演じさせたかったからよ。誠実で本物で純粋な演技を引き出したかったから。事前に徹底的な準備をさせてもらったおかげで、私たちは学んだことを全て演技に盛り込むことができたの。知識が自分のものになっていたから、現場ではただそれになじんで反応していけばよかった」

――あなたにとって大きな出発となったこの役を演じた今、こういう映画にもっと出たいですか? それともこれまでにやってきた仕事に戻りたい?

「テレビの『ゴシップガール』は6年契約なので、見てくれる人がいる限り続けるわ。今はシーズン4。『ゴシップガール』をやっている間に違う仕事ができることには本当に感謝しているの。でも、そうすることで『ゴシップガール』に対しても感謝の気持ちを新たにするのよ。ニューヨークで生活ができたし、テレビ番組は映画とは全く違うの。1日に台本10ページ分を撮影したりするけど、映画では1ページとか、それより少ないこともある。だから、カメラの前に立つ頻度がとても多いテレビ番組で、そういう経験をすると、それ自体が自分の力になっていくのよ。それは映画に出る時に役立つし、映画での経験はテレビでも役立つ。両方が互いに栄養補給し合ってる感じ。だから、是非映画にももっと出たいけど、『ゴシップガール』を続けられることにも感謝してるの」

ブレイク・ライヴリー、23歳。シャネルのバッグ“マドモアゼル”のオフィシャルアンバサダーにも選ばれ、今最も勢いのある女優の一人だろう。本作『ザ・タウン』に続き、この夏には大作『Green Lantern』(全米7月17日、日本7月22日公開予定)が控えている。今後の活躍からますます目が離せない。【Movie Walker】

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