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乾燥は大敵! 花粉症患者の約8割が実感する“のどの異常”の理由とは

東京ウォーカー(全国版) 2011年2月19日 9時00分 配信

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昨年の約10倍の花粉が飛散すると予測される今年の花粉。東京都では、16日からスギ花粉の飛散が開始したとも報道され、花粉症の人にとってはこれから厳しい“戦い”が始まる。そんな中で、この季節の花粉症対策として重要なのが「のどのケア」!「実は“乾燥”は大敵なんですよ」と、池袋大谷クリニック院長の大谷義夫先生が話している。そこで、花粉症の季節の「のどの乾燥と対策法」について詳しく聞いてみた。

「花粉症の症状としては、目のかゆみやくしゃみ、鼻水などがよく知られていますが、意外にも喉頭症状(のどの症状)を訴える人は多いんですよ。喉頭症状は、スギ花粉の患者の内、78%の方が症状を感じているという報告もあります」と話すのは、アレルギー内科、呼吸器内科の専門医である大谷先生。喉頭症状は、のどの異常感、かゆみなどが挙げられるが、実は、これらはアレルゲンである花粉がのどの粘膜に付くことで炎症となってしまう場合があるという。

さらに、“のどの乾燥”に悩む人も多くなるそうが、これは鼻づまりから口呼吸になってしまうことで乾燥感を助長させている場合と、花粉症治療薬の影響である場合が。花粉症を治療する抗アレルギー薬は、神経信号を伝達するために神経細胞が放出する化学伝達物質・アセチルコリンの作用を遮断する副作用(抗コリン作用)を起こし、だ液の分泌を減少させてしまうそうなのだ。

しかし、殺菌や抗菌作用のあるだ液の分泌が減ると、大変困ったことに。花粉症がもたらす“のどの荒れ”、口呼吸による“のどの乾燥”などと合わさって、のどの防御機能として働く、のどや鼻の粘膜の“線毛(せんもう)”が、役割を果たさなくなり、インフルエンザや風邪など、細菌・ウィルスの感染リスクを上昇させてしまうという。こうなるともう、花粉症、のどの異常、細菌・ウィルスの感染など、負の連鎖だ。

そんな訳で、大谷先生は「のどを潤すことは大変重要」と説明。“マスクをする”“湯気を吸い込む”“空気清浄機・加湿器を使う”ことに加え、「こまめにのど飴を摂取することでも、乾燥からのどを守ることができますよ」とコメントする。また、「花粉シーズンは、“できるだけ窓を閉め、花粉の飛散が多い時刻や多い日には外出を控える”“外出の際はマスク・メガネを使用し、帰宅後は洗顔・うがいをする”といった一般的な花粉症対策も大切です」と話していた。

ちなみに、日本クラフトフーズとウェザーマップでは、“のどの乾燥レベル”と“花粉飛散”を同時に確認できる「のどカラ2予報」を共同開発し、展開。花粉によるさまざまな症状を悪化させないためにも、花粉シーズンのお役立ちツールとしてチェックしてみては? 【東京ウォーカー】

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