日本アカデミー賞作品賞は『告白』、俳優賞は『悪人』が総なめ!

第34回日本アカデミー賞で『告白』が最優秀作品賞など4部門を受賞
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第34回日本アカデミー賞の最優秀賞の発表と授賞式が2月18日に東京都内のホテルで開催された。その結果、『告白』が最優秀作品賞など4部門に選ばれ、『悪人』が主演男優・女優賞、助演男優・女優賞の俳優部門など最多5部門を、『十三人の刺客』は撮影賞など技術部門で4部門を受賞した。また、アニメーション作品賞に『借りぐらしのアリエッティ』が選ばれるなど、東宝作品が各賞を総なめする結果となった。

『告白』は湊かなえの同名小説を、『嫌われ松子の一生』(06)の中島哲也監督が、松たか子主演で映画化した話題作。娘を殺された女教師が、犯人は生徒の中にいることを激白し、追及していくという衝撃的な内容で大ヒットを記録した。

『悪人』は、第30回日本アカデミー賞の最優秀作品賞受賞作『フラガール』(06)の李相日監督が、芥川賞作家・吉田修一の同名小説を映画化。金髪の殺人犯を熱演し、新境地を開いた妻夫木聡や、彼を愛する女を繊細に演じた深津絵里が主演男優・女優賞に、また被害者の父親役の柄本明と、殺人犯の祖母役の樹木希林も助演男優・女優賞に輝き、『悪人』が俳優部門を制覇した。三池崇史監督作『十三人の刺客』は、人間ドラマの描写も素晴らしい作品だが、撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞と、技術部門での受賞に留まった。

上記3作は、他の映画賞でも高い評価を受けた作品ばかりで、東宝ブランドの強さを見せつける結果となった。東宝以外の作品では、『てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡』の岡村隆史が、全国の映画ファンによって選出される話題賞俳優部門に選ばれたのが印象的だった。2011年はこういった良質な単館系映画の健闘も切に願いたい。【MovieWalker/ 山崎伸子】

※各部門の受賞結果は以下の通り

【作品賞】『告白』

【監督賞】中島哲也(『告白』) 

【脚本賞】中島哲也(『告白』) 

【主演男優賞】妻夫木聡(『悪人』)

【主演女優賞】深津絵里(『悪人』)

【助演男優賞】柄本明(『悪人』) 

【優秀助演女優賞】樹木希林(『悪人』) 

【撮影賞】北信康(『十三人の刺客』) 

【照明賞】渡部嘉(『十三人の刺客』)

【美術賞】林田裕至(『十三人の刺客』)

【録音賞】中村淳(『十三人の刺客』)

【編集賞】小池義幸(『告白』)

【音楽賞】久石譲(『悪人』)

【優秀アニメーション作品賞】『借りぐらしのアリエッティ』

【外国作品賞】『アバター』

【話題作作品部門】『SP野望篇』

【話題作俳優部門】岡村隆史(『てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡』)

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