経済格差!? 今年のクリスマスは2極化傾向

街を彩るイルミネーションは、今年も変わらず華やかだった
  • 街を彩るイルミネーションは、今年も変わらず華やかだった

お金をかけず家で過ごす人が多かったと言われる今年のクリスマス。実際のところ、世の中の人はどのようにクリスマスを過ごしたのだろうか。ホテル、レストラン、流通などを追うと、経済格差を反映してか“2極化傾向”が見えてきた。

最も好調だったのは、クリスマスケーキをはじめとする「テイクアウト料理」だ。大手スーパーでは11月下旬の段階で、クリスマスケーキの予約が昨年比4割増を記録したという。また、グランドプリンスホテル赤坂ではケーキのみならず「テイクアウトデリ」が人気。高級ホテルの味を6600円(2名用)で味わえるセットが、仕事帰りのビジネスマンに受けたようだ。「一昨年から始めたサービスですが、今年はかなり好調です」と株式会社プリンスホテルの広報も語る。

一方、ホテルの客室予約はというと、こちらも意外に好調だった。「ザ・プリンス パークタワー東京では、今年50周年を迎えた東京タワーとコラボレーションした宿泊プランが人気で、クリスマス期間の予約数は前年を上回りました。またグランドプリンスホテル赤坂は、22日〜24日はほぼ満室です。例年を上回る予約数になりました」(前述の広報氏)。また、外資系ホテルの広報も、「曜日の並びがよくなかったですが、24日を中心に例年通りの予約数をいただきました」とコメント。各ホテルとも、景気に左右されることなく人気を維持している様子だ。

反対に、一番景気の煽りを受けたのはレストランなどの外食産業だ。「昨年は2回転しましたが、今年は1.8回転。落ち込みを予想して広告に力を入れたので、なんとかギリギリのラインは確保できました」と都内イタリアンレストランの広報はため息をつく。「“巣ごもり”傾向により、完全に客足が止まったレストランもあるのでは」という見解もあったという。また、ホテルのレストランも同様に厳しかった様子。「例年、イブの週は“クリスマスウィーク”といわれるほど連日満席になるんですが、今年は土日と24日くらいでした。何とか目標数字には到達しましたが…」と外資系ホテルの広報も打開策には頭を抱えているようだった。

お金をかけず家でのんびり過ごす“巣ごもり派”と、食事を通り越して宿泊にお金をかける“ゴージャス派”に分かれた今年のクリスマス。年末年始やバレンタインにも、この傾向が続くのか注目したいところだ。 【Walkerplus/安藤真梨】

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