配給収入の一部を東日本大震災被災者へ寄付!被災地のその後を描いた『その街のこども』が復興支援

主演の森山未來と佐藤江梨子は実際に阪神・淡路大震災を体験しており、そのリアルな演技が胸を打つ
  • 主演の森山未來と佐藤江梨子は実際に阪神・淡路大震災を体験しており、そのリアルな演技が胸を打つ

阪神・淡路大震災で被災し、今もなお心に深い傷を抱えたふたりの男女が出会い、被災地をひと晩歩くなかで、明日への希望を見出していく姿を描いたヒューマンドラマ『その街のこども 劇場版』。

阪神・淡路大震災からちょうど15年目にあたる2010年1月17日にNHKで放送され、その反響の高さから再編集バージョンとして同年11月20日に劇場公開された本作が、既に東京での公開は終了しているが(※追加上映の予定なし)、静岡、浜松、金沢などで現在も公開を続けている。

本作は当初、公開終了後に収入の一部を国内の災害救護活動のため、日本赤十字社に寄付する予定になっていたが、今回の東日本大震災に際し、配給のトランスフォーマーではまず現時点で配給収入の一部を寄付することを決定。劇場窓口でパンフレットを購入した場合も、その販売収入の一部を寄付するとしている。

映画監督や俳優個人による寄付や被災者支援サイト開設のニュースも続々と発表され、公開中に募金活動などを行う作品なども出てきているが、作品単位で収益を寄付することを表明したのは本作が初めてだ。現在の状況にあって、震災を題材にした映画を語ることに抵抗がある人は多いかもしれない。だが『その街のこども 劇場版』は、被災者と非被災者との間の埋めようもない溝に真摯に向き合い、それでも生きていく人間の可能性をすくい取った良質のドラマだ。今現在、映画を鑑賞できる環境にある非被災者が、本作の活動を知ることは十分に価値があることではないだろうか。

復興支援で自分に何ができるのかを考えている人は、こうした映画をきっかけにして身近なところから取り組んでみるのも良いだろう。【トライワークス】

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