ジェーン・バーキン緊急来日!原発作業者に「ヒーローだって毛布も食べ物も必要」

桜の花を手にして現れたジェーン・バーキン
  • 桜の花を手にして現れたジェーン・バーキン

女優、歌手、映画監督として活躍するジェーン・バーキンがフランスより急遽来日し、彼女の呼びかけに賛同したアーティストたちと共に、東日本大震災復興支援のための無料チャリティーイベントやコンサートを本日4月6日に開催する。そこでイベント前に、ジェーンによる来日記者会見が東京日仏学院で行われ、被災地に向けて心のこもったメッセージを贈った。

桜の花を手に登場したジェーンは、まずこう挨拶した。「今、ここに来られて嬉しいです。何もせずにフランスにいることは、私にとってとても辛かったので」。さらに「日本の皆さんが被災された中、冷静でいるだけではなく、助け合っている姿を映像で見て、各国が素晴らしいと感心しています。これは先進国では忘れられていた心の有り様だと思います。今回、日本の皆さんからたくさんのことを学びました」と続けた。

大震災当時の映像を見た時は「想像を絶する光景でした。私に何ができるだろうかと思いました」と戸惑ったと言う。その後、家族が止めるのも聞かず、自分でエアチケットを取って緊急来日を果たしてくれた。

被災者への思いを切々と語ったなかでも、福島の原子力発電所で作業している人々をねぎらった言葉が胸を打った。「皆さん自らを犠牲にして頑張ってくれています。でも、ヒーローであっても、毛布も食べ物も飲み物も必要です。なるべく快適な環境で仕事をしてほしい」。

ジェーンはこの会見の後、1日で2つのイベントをこなす予定だ。無料チャリティーイベントは渋谷パルコPART1 店頭で16:30頃から開催され、ショート・デモンストレーションの1曲を披露する。その後のジェーン・バーキン震災復興支援コンサート「Together for Japan」は渋谷クラブクアトロで19:00に開演予定だ。賛同した参加アーティストはジェーンの他、金子飛鳥、黒田育世、栗原務(Little Creatures、Double Famous)、坂口修一郎(Double Famous)、篠原ともえ、高田漣、鶴田真由、寺島しのぶ、中島ノブユキ、原田郁子(クラムボン)、松浦俊夫、守時タツミ、U-Zhaan、渡邊琢磨(COMBOPIANO)など、多彩なメンバーが顔をそろえる。いずれも入場無料(※コンサートはドリンク代500円を入場時に別途徴収)で、被災地復興のための義援金を募る。

ジェーンは音楽についてこう語った。「今回、私が歌って、その間だけでも辛いことを忘れてもらえればと。それが私が皆さんにできる唯一のこと。とにかく来ることが大切だと思ったけど、さらに歌うことが大切ですね」。

多くの海外アーティストの来日が中止される中、自分の身も顧みず、日本へ来てくれたジェーン・バーキン。彼女の笑顔や歌は多くの人々を勇気づけ、元気を与えてくれるに違いない。熱い政治的なトークを振りかざすことなく、思いやりのある優しい言葉を語りかけてくれたジェーンの慈愛に満ちた笑顔が忘れられない。【Movie Walker/ 山崎伸子】

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