歴史大作『のぼうの城』公開がほぼ1年延期に。2012年秋公開を目指す

『のぼうの城』出演のキャストたち。原作は和田竜の同名小説
  • 『のぼうの城』出演のキャストたち。原作は和田竜の同名小説

狂言界の至宝、野村萬斎が8年ぶりの主演を務め、犬童一心監督と樋口真嗣監督がタッグを組んだ、戦国エンタテインメント大作『のぼうの城』。9月17日(土)の公開を予定していたが、ほぼ一年の延期を決定した。新たな公開時期は今のところ2012年秋を目指している。

延期の理由として、製作サイドは次のようにコメントを出している。

「本作は、戦国時代の史実を基にした作品であり、エンタテインメント作品です。映画は、当初の予定通り、2011年6月に完成予定で進めております。物語は、天下統一を目指す豊臣2万の大軍に攻め込まれ、それに対したった500人の軍で抗戦することになった武州・忍城が舞台となっています。その忍城の、でくのぼう=“のぼう様”という人間力に優れた総大将が田と城を守るため立ち上がり、武将から農民までが一致団結、絶体絶命な状況になっても互いを信じ、力を合わせ立ち向かいます。これは、400年も昔の史実を基にしながらも、何事にも屈しないという日本人の底力と、危機的状況下で必要とされるリーダーシップや人間力が描かれています。一方、本作には、豊臣秀吉の命を受けた石田三成による戦略の一つとしての“水攻め”が迫力ある映像で描かれております。これは史実であり、水攻めは数ある戦略の中の一つです。しかし、この水攻めの表現は、この時節柄、上映するにはふさわしくない描写ではないかという観点から協議を重ねてまいりました。そのうえで最終的に、関係各位協議・合意のうえ、公開の延期を決定致しました。公開は2012年秋となりますが、我々は今後の復興に向けて、映画を通して夢や感動をお届けし、未来への明るい希望を少しでも感じていただくことが使命と考えます。2012年の公開の際に、今よりいっそう『のぼうの城』がその一助となれますことを切に願っております」。

水攻めのシーンは本作におけるクライマックスシーンの一つだ。その迫力ある映像は、容易に津波を想像させるだろう。本作の公開を楽しみに待っていたファンも多いだろうし、今回の判断については賛否両論あるだろうが、製作サイドの決断を尊重し、来年の公開を待ちたい。【Movie Walker】

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