第一作の大河出演者・奈良岡朋子が大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で若手役者にアドバイス

秀吉の母・なか(大政所)を演じる奈良岡朋子が「江」演技論や共演者についてを語る
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NHK総合で放送中の大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で、秀吉(岸谷五朗)の母・なか(大政所)を演じる奈良岡朋子が、役柄や共演者について語った。

奈良岡は、'63年の第1作目の大河「花の生涯」より大河に出演。ナレーションのみを担当する作品にも出演する中、実際に扮装し出演するのは'76年「風と雲と虹と」以来だという。今回の撮影に参加し「私が当時、出演させていただいたころとは撮影の仕方も随分変わりましたね。まるで“浦島太郎”の気分です。私が以前に撮影に参加していた当時より撮影方法が違っていて浦島太郎の気分です。変わってないものは本(台本)読み、立ち稽古、ドライ(リハーサル)だけ。昔は役者の芝居中心に撮影の流れやリズムを組んでいて、それをカメラ、照明らが包み込んでいた。今回はカットの切り方でカメラがあっちからこっちからと撮るんですね。1カットずつ何回も撮るのでどちらから撮ってるか何度も確かめてます。スタッフの皆さんは忍耐強く、実に時間をかけて撮ってましたね」と感慨深い様子。

なかを「なかの生活してきた過程や人間性、“雑草のようにたくましく”という人生のテーマを念頭に置いてやっています。秀吉の正室・おね(大竹しのぶ)には『秀吉は悪がきのみそっかすだ』って言ってるけど、実際は手がかかるほど可愛いんだと思います。母親としてサポートしている」。また「基本的な役作りは企業秘密です。ポリシーとしては、見ている方々が舞台でもナレーションでもそこに存在するのは奈良岡朋子ではなく、役の人物がそこにいて、物語に入り込んでくれれば理想です」と独自の演劇人生を語る。

今回の「江」では、おねを演じる大竹しのぶ以外、初共演の出演者が多いという。初共演の江を演じる上野樹里、江の3番目の夫・徳川秀忠を演じる向井理については「上野さんは、演出家とよく話し合ってますね。今の若い人だから、私の手を取るシーンなど、ぱっとつかんじゃう。“そっと包むように大事に”と教えたことがありました。あと眉間にあまりしわを寄せないほうがいいとか。向井さんは、扮装姿や声の高さなど意識してるようでした。着物の合わせが開いてると間が抜けて見えるからきちっと合わせたほうがいいとか、これから30代、40代を演じるのですからもう少しゆっくりせりふにしたらいいんじゃない? とアドバイスしました。役者はまずせりふですよね。言葉を大事に扱うという心根を持っていなきゃ。」と撮影中のエピソードを明かした。

これまでの撮影を振り返り「皆さん最初は怖い人だと思ってたと思います。ですから、たわいない話を私の方からするように心がけました。連日収録が続くなかで、キャスト方々とも仲良くなって、さぁこれからというときに私(大政所)の出番がアップしました。でも、必ずどこかで会えると思います。これをご縁にしたいんです。劇団の旅公演で5月から6月にかけて約2カ月出かけるですが、帰ってきたとき、スタジオをのぞいてみたいと思っています。皆さんが今後楽しみですから、期待したいです。江さんも大人になり、成長しているでしょうから」と今後に期待している様子。

5月1日(日)放送の「関白秀吉」では、秀吉の居住している大阪城に母・なか、娘のとも(阿知波悟美)、旭(広岡由里子)らと共にやってくる。江は、なかとの再会を喜ぶが、その席で秀吉は将軍になると宣言。秀吉は、前の将軍・足利義昭(和泉元彌)秀長(袴田吉彦)を遣わし、養子にして欲しいと頼み込むが、即座に決裂。諦めきれない秀吉は、次に地位が高い関白を目指すと宣言する。

大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」
毎週日曜 夜8.00-8.45 NHK総合ほかで放送

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