『天国からのエール』主演の阿部寛が3日で7kg減量の超絶役作り

余命を知りながら若者のために奔走し続ける主人公・大城陽を演じる阿部寛
  • 余命を知りながら若者のために奔走し続ける主人公・大城陽を演じる阿部寛

美ら海水族館で有名な沖縄県本部町を舞台に、高校生の夢を応援するため、無料の音楽スタジオ作りに奔走した男と、プロのミュージシャンを目指す若者たちとの触れ合いを描いた感動作『天国からのエール』(10月1日公開)。本作で主演を務めた阿部寛の、徹底した役作りがとにかくすごいのだ。

2006年にNHKでドキュメンタリーとして放送され、2010年にはノンフィクション「僕らの歌は弁当屋で生まれた・YELL」として書籍も発行されるなど、大反響を呼んだ実話を映画化した本作。阿部が演じるのは、自らの私財を投じて無料の音楽スタジオを設立する弁当屋の店主で、実際にスタジオ「あじさい音楽村」を作り上げたが、病により2009年、42歳の若さで亡くなった仲宗根陽氏がモデルとなっている。

実在の人物を演じるにあたり、阿部は大胆な役作りに挑戦した。周囲の人々に生前の仲宗根氏の話を聞き込み、料理や沖縄方言の練習はもちろんのこと、本人が通っていた理容室でパーマをあて、さらには本人の形見である衣装を借りるなど、壮絶な没入ぶりを披露している。そして最も印象的なのが臨終間際のシーンで、なんと3日で7kgの減量を行ったという。げっそりとやせこけながらも、生気に満ちた眼差しで若者たちを優しく見つめるその様に、撮影現場に立ち会った地元の関係者たちは「ニイニイ(仲宗根氏)が帰ってきた!」と涙ぐんだという。

本作の後も『ステキな金縛り』(10月29日公開)、『麒麟の翼 劇場版・新参者(仮題)』(2012年1月公開)、『テルマエ・ロマエ』(2012年内公開)など、話題作が控えている阿部。軽妙な役から奥深い役まで幅広くこなし、普段から際立った存在感を放つ彼だが、特に本作の演技の奥に秘められている、役に込められた熱い思いと、真摯な姿勢に注目してもらいたい。【トライワークス】

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