小清水亜美&杉田智和が語る! 「ゲーム版の舞とマギー・Qさんのセクシーさを両立させられたかなと」

インタビューはTOHOシネマズ六本木で開催のイベント「ロッポンギ・アニメ・ナイト」の合間に行われた
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1994年の発売以来、ロングセラーを続けている日本発の格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」シリーズ。その人気は日本国内のみならず、アジアを中心に今や世界中に広がっている。そんな同作を実写映画化したのが『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(7月2日より公開中)だ。

本作ではマギー・Q演じる不知火舞や、ゲームでも人気の草薙京、八神庵、テリー・ボガードなど、原作ゲームファンならおなじみのキャラクターたちが多数登場し、スクリーン狭しと戦いを繰り広げる。

そして本作のもう一つの注目ポイントは、不知火舞の声を小清水亜美、草薙京の声を杉田智和が吹き替えていることだろう。小清水亜美といえば原作ゲームシリーズ最新作「THE KING OF FIGHTERS XIII」でも不知火舞の声を担当しているほか、テレビアニメ「スイート プリキュア♪」の北条響(キュアメロディ)役でも人気の声優。一方の杉田智和は「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズのキョン役、「銀魂」の坂田銀時役などでやはり絶大な人気を誇る声優だ。

今回、そんなふたりに本作の魅力や、それぞれの役を演じてみての感想などを聞いた。

――収録時の印象深いエピソードを教えてください

小清水「実は私、一人で別録りだったんです。私の収録時にはほぼ全員の吹替音声が入っていて、私はそれを聞きながらアフレコさせていただきました。吹替では皆さん、ゲーム版のセリフも押さえつつ、実際に演じている役者さんの演技も参考にしつつ、さらにそこにプラスアルファで華やかなお芝居をされていて、それを聞いているのが本当に面白かったです。自分も声を入れなければいけないのに、コメディチックなシーンなんかでは他の方の演技を聞いて思わず笑ってしまったりとか(笑)」

杉田「印象的なことといえば、何よりもまずこの『THE KING OF FIGHTERS』が実写映画になったことです。最初に映像を見た時は冷や汗が出ました。ただ、仕事として携わる以上、自分の中の原作ゲーム好きな部分は奥にしまって、誠実に草薙京という役を吹き替えさせていただきました」

――小清水さんはゲーム版に続き不知火舞の声を担当されていますが、ゲーム版と吹替で違う部分はありましたか

小清水「私は不知火舞役としては4代目のキャストになるんですが、私が舞を演じるようになったのは比較的最近なんです。ですので、ゲーム版での吹替もまだ緊張する中での今回の映画の吹替になったんですが、迷ったところもたくさんありました。映画ではゲームとは違ってマギー・Qさんの姿や演技もあるので、ゲーム版の舞も残しつつ“映画としての舞”を演じていくのがベストだろうな、と思って演じました。ゲーム版の舞と映画で演じてらっしゃるマギー・Qさんのセクシーさを自分では上手く両立させられたかなと(笑)。映画を見ていただいた皆さんに受け入れていただけたら嬉しいです」

――杉田さんは今回ゲーム版とは異なるオリジナルキャストですね

杉田「自分の中の原作ゲームへの思い入れを奥にしまって、と先程言いましたが、同様に草薙京のゲーム版オリジナルキャストである野中政宏さんへの尊敬の念もいったん心の奥にしまい、でも失ってはいけないものは常に心の片隅にしっかり残しつつ演じました。例えばアニメなら“アニメとして”演じるので、時には原作があっても、あえて見たり読んだりせずに臨むこともあります。ただ今回は、吹替の前に野中さんのしゃべり方や芝居のクセなどをかなり研究しましたね。正直、今でも自分の中ではオリジナルの人がそのまま演じるのがベストだと思っているくらいです。とはいえ今回は自分が任されたということで、自分でできる全てのことは込めました。でも、さらに映画ではショーン・ファリスさんが京として演じていて、そこもせめぎ合いでした。ビジュアルも演技も既にそこにあるわけで、芝居としての答えはすでに出ているのでそこは覆せない。吹替の難しさですね」

――今回の実写化で、おふたりが吹替していることに最も期待しているファンも多いと思います。そうしたファンからの期待を感じましたか?

小清水「そうですね、やはりプレッシャーは大きいです。実際に体を動かしてお芝居をされて、一番大変なのはマギー・Qさんたちじゃないですか。声を吹き替える私たちがここまで前に出ちゃって良いんですか? という、ありがたい反面、プレッシャーもあります。でも、私たちの吹替を通してこの作品をまだ知らない方が知ってくださったり、興味を持ってくださる方が増えるのであれば幸せなことですし、頑張ろうという気持ちになれますね」

杉田「仕事として受けた以上、半端なことはやりたくない。そのために自分の原作ゲームへの思い入れを含めた全てを心の奥にしまいつつ、“どうしたらこの映画『ザ・キング・オブ・ファイターズ』が世の中に伝わるのか”を第一に考えて、誠実に努めさせていただきます」

――ファンの皆さんにメッセージをお願いします

小清水「見どころは満載です(笑)。もともとゲーム版が好きだった人と、この映画で初めて『THE KING OF FIGHTERS』の世界に触れる人とでこの作品の見どころはそれぞれ違ってくると思うんです。原作を知っている人から見ると“こういう解釈もあるんだな”とか、自分の持っている情報と照らし合わせつつ見る楽しさが大きくあるんじゃないかなと。初めての方にとっては、本作には多くあるコメディパートなども含めて作品全体を楽しんでいただけると思います。原作ゲームに興味を持つきっかけになる内容にもなっていると思いますし、皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです」

杉田「(ゲーム版の京と庵のかけあいを引用して)『決着(ケリ)を着けようぜ、八神!』『貴様の死をもってな!!』。よし、じゃあ劇場版で決着だ、と。見届けましょう。それがきっと僕たちにとって一番良い選択だと思います」

本作は原作ゲームファンはもちろん、ふたりのファンだという人にもおすすめの作品だ。このインタビュー記事で興味を持った方は是非劇場に足を運んでほしい。【Movie Walker】

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