NHK教育は「Eテレ」として地デジ化! より若者層をターゲットにしたチャンネルに!

50年以上親しまれてきた「NHK教育」は、テレビ、新聞、雑誌、ネットなど対外的な表記を全て「Eテレ」に統一
  • 50年以上親しまれてきた「NHK教育」は、テレビ、新聞、雑誌、ネットなど対外的な表記を全て「Eテレ」に統一

7月11日よりテレビのEPG番組表では「NHK教育」のチャンネル表記が「Eテレ」に変更された。これにより新聞や雑誌、インターネットなどを含め、各メディアで「NHK教育テレビ」の表記がほぼ全て「Eテレ」に変わり、教育テレビは“愛称”を前面に押し出して地デジ化を迎える。

'10年の4月から教育テレビの愛称として使われてきた「Eテレ」。ことしの春からその使用がさらに拡大され、番組内での表記はもちろん、NHKオンライン、新聞やテレビ情報誌での番組表で「教育」から「Eテレ」へと表記を統一。また番組の内容も、人気アイドルのレギュラー出演をはじめ、K-POPスターや大物女優も語学番組に出演するなどより一層充実。さらに話題のお笑い芸人たちも各番組に多数出演しており、これまでの教育テレビのイメージとは一味違う、“より身近なチャンネル”への取り組みが進められている。

「NHK教育」から「Eテレ」へと変更した経緯について、編成局Eテレ担当の戸川健史副部長は、「まず若者を中心に視聴者をこれまで以上に拡大しようという動きの中、各方面から“教育という言葉は堅苦しくて、どこか上から目線のような印象を受ける”という意見がありました。若者向けの番組を強化する上で “教育”という言葉が本当にふさわしいのかという議論を繰り返し、昨年から使っている“Eテレ”という愛称をより前面に押し出していこう、と。'11年度の新番組が始まるタイミングで、可能なところから変えてます。例えば4月からはデジタルテレビ画面の右上隅に“NHK Eテレ”のロゴを表示したり、6月からは新聞や雑誌の番組表でチャンネル表記を“Eテレ”にしてます」と語り、“Eテレ化”に若者層を意識した取り組みが背景にあるという。

また「Eテレ」へと変更したことでの視聴者からの反応については、「電話などで“Eテレって何ですか?”“教育はなくなったんですか?”という問い合わせはありましたが、あくまでも愛称として使っていた“Eテレ”を、各メディアでより前面に押し出すということですので、コールサインや放送免許の上では“NHK教育テレビ”です。一方で、個人のブログなどで教育の番組についてコメントする際に、“Eテレ”という表現を使っている方も多くなりましたね」と実感を明かす。

さらに今後の展望として「今回の表記の変更で、Eテレがいろんなジャンルの番組がそろっているチャンネルであるということを感じてもらいたいです。これまでと同様、お年寄りや主婦のファンの人たちを大切にしながら、若い方々に向けた番組を強化します。また出演者についても“こんな話題の人がEテレに”と思うような方が数多く登場します。今後も制作現場と編成局でお互いに意見を出しあって、皆さんに愛されるチャンネルを目指していこうと考えてます」と意気込む。

放送開始以来、50年以上にわたって使われてきた「NHK教育」の名称が、今後、視聴者の目にはほとんど触れることがなくなる。「Eテレ」の“E”には「エデュケーショナル(教育的)」と「エコロジー(環境)」の両方の意味が込められており、幼児、子供向け教育番組の制作はもちろん、深夜での放送時間を減らすなど節電を意識したエコ活動にも取り組んでいる。7月24日(日)の完全地デジ化(※一部地域を除く)まで残りわずかと迫り、テレビ新時代を迎える中、多彩なジャンルの番組を抱え独特な存在感を放つ「Eテレ」の今後に注目したい。

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