ドラコ・マルフォイ役 トム・フェルトン インタビューPART5

トム・フェルトンと恋人のジェイド・オリビア
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――街を歩いていてドラコだと気付かれることは多いですか?

「それが全く気付いてもらえなんだ。完全に無視される(笑)。ドラコ役の時とは髪の色が違うからかもしれないけどね。たまに振り返る人もいるけど、結局は“やっぱり違うな”と思うみたいで。ドラコのブロンドの印象が強烈なんだろうね。だけど私生活でもあんなブロンドに脱色していたら、『僕だよ、見て、見て!』と言っているみたいだろう(笑)。自ら進んであそこまで脱色する奴なんていないと思う。相当なドラコ・マニアでないと、普段の僕には気が付かないみたいだね。おかげで、間の目を気にすることなく、どこにだって出かけることができる。誰も気付いたりしないからね」

――各国のマニアから妙なプレゼントや手紙が届いたりはしますか?

「もちろんさ。ありとあらゆる不思議な体験をさせてもらった(笑)。過去10年間で、色々な贈り物をもらったよ。奇妙なプレゼントもかなり多かった。でも自分はどんなものでもありがたく頂戴するタイプだから、プレゼントを贈ってくれた人たちをけなしたりするようなことはしない。感謝している。僕が食べたいと思ったんだろうけど、世界中からありとあらゆる珍味まで送られてきた。ドラコのハリーに対する態度への不満や文句を綴った抗議の手紙の数は数百通に上るよ(笑)。『ハリーにちょっかいを出すのは止めろ!』みたいな手紙をくれる人たちは、複雑なドラコの心境が読み取れていないのかもしれないな。素直に感謝したいプレゼントもたくさんもらっているよ。幸運のシンボルとして15本の銀製スプーンのセットが日本から送られてきたこともあった。どうやら本当に幸運の御守りらしいから、呪いをかけられたわけじゃなくてほっとしているよ(笑)。自慢のスプーンコレクションさ。他にも、手編みのマフラーとか、お手製の枕とか、小さな人形とかももらった。お礼を述べるぐらいしかお返しはできないけどね。合法的にルシウス・マルフォイに名前を変えた45歳の男性から、養子縁組の話があったときには驚いたよ。法的な手続きを踏んで両親と縁を切って、ドラコ・マルフォイとして養子になってほしいと言うんだからね。必要な書類まで同封されていたんだ。その男性は、自宅も“マルフォイ・マンション”という名前に変えていた。母親を通じて丁重にお断りさせてもらったよ(笑)。アメリカ人の男性だった。びっくりしたけど、本当に法的に名前まで変えているんだから、あの熱意はすごいよ。その後、彼からのコンタクトはないな。元気にしていてくれれば良いけどね(笑)」

――他に好きなキャラクターは?

「日本から銀のスプーンが届いたのは、ドラコという悪役を演じていたからだと思うから。演じてみたいお気に入りのキャラクターは、やろうと思っても絶対にやらせてもらえないハーマイオニーだね(笑)。後は父親ということでルシウス。ヴォルデモートも良いな。良い者の役はどうかなあ? 僕は悪役サイドに惹かれる人間だから。役者としての演技もネガティブな雰囲気を出す方が得意だし、私生活でも人当たりの良いタイプではないから。ドラコはハリーとは全く違う人種だよ。ハリーがブロンドではないとか、いじめっ子ではないからではなく、内面的な要素も含めて全てが違っている。ハリー自体もいつもニコニコしているようなキャラクターではないけど、ドラコとは全然違う。だからこそ演じていても楽しかった。監督たちがドラコ役をくれたのも、善良ではないキャラクターの役なら僕にも務まると思ったからだと思うんだ(笑)。実際に楽しみながら演じさせてもらったよ」

――今後も悪役一辺倒になってしまうという不安はありませんか?

「それはないよ。仮に一生、役者として悪役を演じ続けることになったとしても本望だよ。セラピーみたいな効果もあるし(笑)。キャラクターを通して怒りや不満を爆発させることで、私生活ではハッピーな人間でいられるような気がするよ。自分自身とは違った人物になりきれるという点でも興味深い。楽屋では良い奴なのに、カメラが回り始めた途端、憎たらしい人物に豹変するんだ。やっていて楽しいよ。4年間ぐらい続くようなシリーズで、別の悪役を演じることになっても一向に構わない。望むところさ」

インタビューPART5に続く
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