ハリウッドの男女所得格差が拡大する理由

フォーブス誌によるハリウッド男優所得番付で今年度1位になったレオナルド・ディカプリオ。その額実に7700万ドル
  • フォーブス誌によるハリウッド男優所得番付で今年度1位になったレオナルド・ディカプリオ。その額実に7700万ドル

今週はフォーブス誌のハリウッド男優所得番付が発表になり、7700万ドルでレオナルド・ディカプリオが1位になったことが報道された。が、先月、発表になった女優所得番付1位のアンジェリーナ・ジョリーとサラ・ジェシカ・パーカーの3000万ドルという所得の数字を見れば、ハリウッドでの男女所得格差は明らかだ。

英紙ガーディアンが、ハリウッドの男女所得格差を考察する記事を発表しており、所得差拡大の原因は、女優には次々と興行収益記録を塗り替えていく超大作に主演する機会がないからだという。女優は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『トランスフォーマー』シリーズのような作品に主演することはできず、主人公の恋人やヒーローを助ける脇役といった役柄をもらうことが多い。また、海外での興行収益が拡大するにつれ、海外で好まれるアクション大作が多く製作される傾向にあるハリウッドでは、男優と女優の所得格差は広がる一方だという。

同紙の記事は、こうした格差を縮めることのできる女優がいるとすれば、それはアンジェリーナ・ジョリーだろうと指摘する。彼女ならヒーローとしてアクション大作に主演できるし、『ソルト』(10)の主演が男優から女優へ変更になった時、アンジーに提示された出演料は男優と同レベルだったらしい。だが、アンジー本人は女優の仕事は減らしていきたいと宣言しており、6人の子供がいる私生活を考えても、一年に何本もの大作に主演して、レオ並みの所得を稼ぎ出すことはないだろう。

さらに、昨年の女優所得番付1位になったサンドラ・ブロックは5600万ドルを稼ぎ出して所得差を縮めたように見えたが、今年は1500万ドルまで所得が落ちており、長期的に男優並みの高所得を維持できる女優がいないというのがハリウッドの現状のようだ。【UK在住/ブレイディみかこ】

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