レタスが1週間で収穫できる「植物工場」って何?

蛍光灯を光源とした植物工場において、レタス・サラダ菜等を栽培して いる(株)フェアリーエンジェルの京都府北山にある工場
  • 蛍光灯を光源とした植物工場において、レタス・サラダ菜等を栽培して いる(株)フェアリーエンジェルの京都府北山にある工場

たった2週間で採れるリーフレタスに、10か月連続で成り続けるトマト。そして、なんと1週間で収穫できるベビーリーフ…。こんな夢のような野菜作りを可能にする「植物工場」のデモンストレーションが、1/21、経済産業省別館で行われた。

このSFチックな農業システム、既に私たちの身近にあるという。例えば、最近スーパーで見かける“洗わなくていい野菜”はこの「植物工場」で作られたものが多い。また形や色がよく、洗わなくて済むので、大手飲食チェーン店でも活用されているというから驚きだ。

そもそもこの「植物工場」、なぜこんなスピード収穫が可能なのだろうか。

「実は太陽の光は植物にとってベストではないんです」と驚きの発言をするのは、経済産業省の地域経済産業制作課の担当者。「植物が吸収できる光の量は決まっているんです。太陽光は、植物にとって“いい光”もあれば“有益でない光”も含まれます。植物の成長を一番促す“赤と青の光”をバランスよく当てることで効率よく植物を育てることができるんです」

確かに光と二酸化炭素さえあれば立派に植物は育つ。とはいえやっぱり気になるのは安全性。本当に大丈夫なの?

「『植物工場』は屋外環境から遮断されているため、害虫等の被害はないので農薬を一切使う必要はありません。無農薬かつ無菌状態で栽培できるので、安全かつ新鮮なまま食卓にお届けすることができるんです」(同)

光や湿度、温度、培養液などトータルに人工管理するため、季節に関係なく大量に生産できる「植物工場」。小スペースでたくさんかつ無農薬で作れるとあって、未来の食産業を担うことは間違いなさそう。とはいえ、大地で採れた不ぞろいな野菜もやっぱり捨てがたいもの。“産地”ではなく“作られ方”で野菜を選ぶ日も、そう遠くないのかも!? 【東京ウォーカー/安藤真梨】

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