“玉のこし”で注目!「江戸東京博物館」の魅力 

篤姫の駕籠には多くの人だかり!
  • 篤姫の駕籠には多くの人だかり!

「江戸ブーム」と言われてはや数年、「江戸検定」や「古地図散歩」など人気はすっかり定着した。このブームを支えているスポットが両国にある。収蔵品20万点、他に並ぶものがない現代最強の“江戸スポット”、「江戸東京博物館」である。

館内には、かつての「日本橋」や祭りで使われる「山車(だし)」が原寸大で再現されている。平日は外国人観光客や社会科見学中の子供たち、週末は若い世代の姿も目立ち、訪れる人も多彩だ。

「常設展でも徳川宗家と毎年合同で企画展を行なうなど、将軍や大名の暮らしぶりを取り上げています」と同館学芸員の松井かおるさん。2/1(日)までは特別展「珠玉の輿〜江戸と乗物〜」を開催し、米国のスミソニアン博物館からやってきた篤姫の「珠玉の輿」を目玉に、入館者は毎日3000人を超え、1/21の時点で累計10万人の集客を誇っている。

かつてのNHK大河ドラマ「元禄繚乱」で同館館長の竹内誠氏が担当したのをきっかけに、大河ドラマが江戸関連になると春頃を目安に特別展を開催しているが、今回の篤姫の「珠玉の輿」展では少し事情が異なる。

なんと「駕籠(かご)」の研究を続ける同館の学芸員が篤姫の乗っていた駕籠を特定したことが、今回の特別展の目玉につながったという。ドラマ終了後もいまだに続く篤姫ブームとリンクし、同館では狙い通り多数の来場者を迎えることができた。「こうした研究が、ブームにつながってタイミングが良かったですね」と松井さん。ヒットの芽はどこに潜んでいるかわからないと実感させられるエピソードだ。

ことしの大河ドラマは「天地人」。江戸時代以前が舞台となるだけに、残念ながら現在のところ同館では大河ドラマ関連の企画展は予定していない。それでも週末には篤姫効果で若者の姿も増えてきた。自分の住んでいる街の昔の姿に思いを馳せたい人は、時にはふらりと足を伸ばしてみてはいかが? 両国は相撲だけではありません!【東京ウォーカー/中道圭吾】

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