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戸田恵梨香が語る『DOG×POLICE 純白の絆』で共演した市川隼人との“絆”

MovieWalker 2011年9月28日 14時36分 配信

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『海猿』の原作者・小森陽一の原案を映画化した、市原隼人主演のアクション映画『DOG×POLICE 純白の絆』(10月1日公開)で、ヒロイン水野夏希を演じた戸田恵梨香にインタビュー。彼女の口から、自分と同じくらいの体重40kgの警備犬との共演シーンや、大興奮した爆破シーンについて、いろんな撮影秘話が飛び出した。

警視庁に実在する警備犬と、犬をバディに活躍する警察官の活躍を描く本作。戸田が演じた夏希は、市原演じる巡査・早川勇作の教育係だ。役作りについて「女性らしさをなくしました」と語る彼女。「夏希は感情を露わにするタイプではなく、内に秘めた情熱が美しいという印象を受けたので、眉毛を太くして、髪の毛を黒くして、前髪を揃えました。でも、夏希は後半で感情を抑えきれなくなり、素直に行動していく。その変化が台本を読んで面白かったので、それを大事に演じようと思いました」。

爆発シーンや炎の中の救出劇のアクションシーンについては思い切り楽しめたようだ。「私がインする前に、冒頭の爆破シーンのムービーを、プロデューサーが送ってくれたんですけど、『わあ!すごい』ってびっくりしました。本当に爆発させていたので。それで実際、自分も現場に入ったら、早川を救出するシーンでもまた爆発させたので、さらに驚いて。ここまでリアルに爆発させる現場ってあまり経験したことがなかったので、新鮮でした。『すごい!』って超興奮しました。とても面白かったです」。

常に感情を抑えている夏希だが、そのさじ加減は難しかったという。「自分の演技が本当に正しいかどうか迷った時、監督やプロデューサーに『大丈夫でしょうか?』と聞いたり、市原さんと話したりしました。市原さんが、感情を最大限に体を使って表現する人だったので、このままだと夏希の感情が分かりにくくてつぶれちゃうんじゃないかと思ったんです。でも、監督やプロデューサーが『二人の両極端の芝居がすごく面白くて、良い科学反応が起きてる』って言ってくださって。完成した映画を見たら、二人の芝居に加え、向井さん(時任三郎)たちが加わった時のやりとりも含めて面白いことになっていたので、結果として良かったと思います」。

体の大きな警備犬との共演も困難を極めた。なぜなら、40kgの戸田と警備犬の体重はほぼ同じだったから。「犬は筋肉量が圧倒的に多いから、どう考えても力では負けるわけですよ。だから、ブランドとの襲撃訓練の撮影初日は全然犬を止められなくて、引きずられました」。

そんな中、彼女は、犬とのやりとりに比重を置きすぎていることに気づいたという。「市原さん同様に、私も最初はブランド(犬)一筋で、ブランドのことを一生懸命見て、怖がらないように神経を注いでたんです。でも、このままだと犬にとってはよくても、作品が成立しなくなると不安になりました。市原さんはすごく器用な方で、両方できる方でしたが、私は不器用だから、最初両方は上手くできなかったんです」。

でも、実は、市原も同じように感じていたという。「市原さんからも『どう思う?』って聞かれて。私は自分の淡々とした演技や、犬のことばかりを気にしすぎて集中できないことを相談したんです。そしたら市原さんが『もっと引き締めていこう』って言ってくださって。私から見ると市原さんはかなり引き締まっているし、集中してない時なんてないのにって思っていたので、それを聞いた時は衝撃的でした。でも、そこから作品への向き合い方が変わって、もっとお互いに話すようになりました。ブランドに対しても、どんなに怖がっていても、気を引き締める時はメリハリをつけてやっていくようにしたし。とにかくお芝居を全うすることに集中しました。その分、市原さんが全力で犬に懸けてくれたので、すごく助かりました」。

完成した映画では、二人の熱演や決死のアクション、そして劇中の早川と夏希の絆と同様に、俳優・市川隼人と戸田恵梨香の絆も見事に焼き付けられている。役者として互いに真摯に向き合ったことで、作品がより良いものになったに違いない。是非、ドラマとキレのあるアクションの両方を堪能してほしい。【取材・文/山崎伸子】

DOG×POLICE 純白の絆

2011年10月1日(土) 公開

『海猿』の原作者・小森陽一の原案を基に、人気若手俳優の市原隼人が警備犬の訓練士に扮し、ハンディキャップをもつ犬と共に大事件の解決に挑む熱血アクション。...

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