今秋の朝ドラは「純と愛」、“ミタ”の遊川和彦が人々の絆を描く

記者会見に出席した脚本家の遊川和彦氏
  • 記者会見に出席した脚本家の遊川和彦氏

沖縄・那覇のNHK沖縄放送局にて1月19日、2012年10月よりスタートする平成24年度後期連続テレビ小説の制作発表記者会見が行われた。現在放送中の「カーネーション」、4月スタートの「梅ちゃん先生」に続いて、87作目となる連続テレビ小説のタイトルは「純と愛」に決定。昨年大きな話題を集めたドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の遊川和彦氏を脚本に起用し、沖縄の宮古島と大阪の大正区を舞台に、現代の“結婚”、そして夫婦や親子、地域との絆を描く現代劇だ。

「純と愛」は、正義感が強く、他人が面倒がっていることにもついつい首を突っ込むお節介で熱いヒロイン・純が地元の宮古島を離れ、就職先の大阪で出会った最愛の伴侶・愛(いとし)と共にさまざまな荒波を乗り越え、成長していくハートフルコメディー。

会見に出席した制作統括の山本敏彦チーフプロデューサーは、タイトルを発表した後、「純ちゃんというヒロインと愛(いとし)の“純愛物語”です。本土復帰40周年を迎えるということ、宮古島の空が広いところに惚れまして、舞台に選びました」とコメント。

一方、脚本を手掛ける遊川氏は「最近、大きな夢を持っている若者が少ないと感じていました。こんな時代だからこそ、大きな夢を持ち、純粋に生きていこうとするヒロインの姿と、その生き方を愛し、貫かせようとする男を描きたかった。互いを愛し合い、それを貫いて生きていく…、最後までこの2人が愛を貫く姿をいろんな人に見ていただけたらと思います」と、本作に対する意気込みを語った。

質疑応答では“沖縄の家族や夫婦”に対するイメージを聞かれ、遊川氏は「沖縄だとおおらかな『ちゅらさん』みたいな世界を感じてしまうんですが、僕みたいなひねくれた人間は、『ほんとにそんな人間ばっかりなの?』と思ってしまうんです。なので、今回は、宮古島に住んでいるんだけど宮古島が嫌い。でも、散々すったもんだした挙句、やっぱり宮古島がいいなって思える家族を描きたい」と遊川節をさく裂させた。

ロケは宮古島のほか、ドラマのもう一つの舞台となる大阪の大正区、沖縄本島内でも行われる。ヒロインはオーディションで決定し、クランクインは5月中旬からの予定。放送は10月1日(月)から3月30日(土)まで。【東京ウォーカー】

■遊川和彦(ゆかわ・かずひこ)1955年10月24日、東京都出身、広島育ちの56歳。番組制作ディレクターを経て、1987年にTBS系「オヨビでない奴!」で脚本家デビュー。「ADブギ」「人生は上々だ」「GTO」「魔女の条件」「オヤジぃ。」「さとうきび畑の唄」「夫婦。」「女王の教室」 などを手掛ける。「さとうきび畑の唄」は文化庁芸術祭テレビ部門大賞、「女王の教室」で向田邦子賞受賞。

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