【本誌連載の拡大版】美人女子ラグビー選手、鈴木彩香インタビュー(2)

タックルで怖いと思ったことはないというから驚き!
  • タックルで怖いと思ったことはないというから驚き!

 ラグビーが楽しくて仕方ない、そんな鈴木選手の熱い思いが伝わるパート2です!

――スタンドオフというポジションはラグビーでは花形です!

「高校生のころは若いから走れる、という理由でウイングをやらされたことも…。でも、受験勉強による半年間のブランクでスピードも遅くなったし、その分、スキルは上がっているかと。なので、これからはずっとスタンドオフがいいなと思っています(笑)」

――スタンドオフに求められるのはパス、キック、状況判断ですよね。

「ホント、キックは最悪なんです(笑)。中学のころはまったくキックに関心がなかったというか、試合でもそんなに蹴らないんですよ。それが高校2年ぐらい、強化選手に選ばれるようになってから、キックができないと言われるようになりました。キックができないとチームに迷惑をかけるし、そもそもスタンドオフとしてどうなのかというのがあるので、けっこう自分の中で意識して蹴る練習はしています。多分、自分の中では状況判断がいいと思います。私は自分でトライを取りたいという意欲が強いので、けっこうギリギリまでボールを持ってディフェンスの穴をいつでも探しているんですよ。自分で行けないかな、と。それでもし行けない場合は自分が動いて、味方のためのスペースを作る意識を持つようにしています」

――憧れとしているスタンドオフはいますか。

「昔は神戸製鋼のアンドリュー・ミラー選手をずっと見ていて、いまは三洋電機のトニー・ブラウン選手です」

――ブラウンは攻撃もそうですけど、守備を見ていて鳥肌が立つ場面があります。

「私も! 仕事量がハンパじゃないですよね」

――ブラウンはタックルの鬼でもあります。鈴木さん自身は、タグラグビーではなかったタックルに恐怖を感じることはあるのでしょうか。

「怖いと思ったことはないですね。多分、私はまだアジアの選手としか試合をしたことがないから、そこまで激しくないと思うんですけど。ガバッとやられて痛い、というタックルを経験したことがないんです。両親もあまり心配していないみたいで(笑)。海外に行って勝ってきても、おう、お疲れさまみたいな感じです」

――カザフスタンあたりは旧ソ連ということもあって大柄なのでは。

「ホント、デカいですよ! 私ぐらいの身長が普通ですね。それでいて、もっと横があってがっちりしている。アジアの中ではカザフスタンがダントツで、中国が最近伸びてきたかなという感じです。タイも最近はセブンスで結果を残していますね。日本はいつもギリギリでタイに勝っていたらしくて」

――となると、アジアの勢力図の中ではカザフスタンとはまだまだ大きな差がある?

「ただ、セブンスでは昨年10月に香港で行われたワールドカップ・アジア予選の準決勝で勝ちましたよ」

――それも、鈴木さんのトライで。スコアは5対0。まさに値千金のトライです!

「そうですね(笑)。あの時は周りのすべてが止まったように感じられて、トライへの道が見えたんです。自分がトライを決めたことよりも、チームのみんなが喜んでくれたことの方がうれしかったですね。カザフスタン戦が始まる直前にみんなで『勝って歴史を変えよう』と誓い合った瞬間、『このチームでプレーできてホントによかった』という思いがこみ上げてきて…。これがラグビーのよさなんですよね」

――決勝ではタイを下し、ことし3月にドバイで開催される7人制のW杯出場を決めました。

「セブンスでアジアのナンバーワンを達成できたので、次はやっぱりアジア以外のチームと戦って、そこでとりあえず1勝をあげたい。そこからきっと次の目標が生まれると思うので。まずドバイに行くメンバーに選ばれて、いまの自分がどこまで通用するかということをしっかりと見極めてきたい。何ができて何ができなかったか、何が通用して何が通用しなかったというのを。ちゃんと分析してきたいと思います」

――ラグビーという競技のどこがそこまで体と心を突き動かすのでしょうか。

「小学生のころはとりあえず仲間がいて、大会があって、試合をやることによってうまくなっていくのをみんなで喜び合えるというのがうれしかったし、楽しかった。これが原点なのかな、と思います。高校を卒業してからまたラグビーを本格的にやるようになりましたけど、代表戦の前なんかは自分で何でもできる、という気持ちになるんですよ。これから起こることに対するワクワク感というか、それがやみつきになりますよね」

――陸上をやっている時は試合前の緊張感が大嫌いと言っていましたけど、ラグビーではそういった緊張や不安を仲間たちが共有してくれると。

「ハイ、そうです!」

――すばらしいスポーツに出会いましたね。

「出会っちゃいましたね(笑)」

キーワード

関連記事

[PR] おすすめ情報