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『おくりびと』強し! ヨコハマ映画祭も制す

MovieWalker 2009年2月6日 23時42分 配信

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“映画ファンのための映画祭”第30回ヨコハマ映画祭の授賞式が2/1(日)に行われた。本イベントは、映画ファンが豪華ゲストの授賞式に参加し、受賞した映画3本を鑑賞できるということで、毎年人気を博している。

映画評論家や映画ライターの投票により、本映画祭の日本映画ベスト1に輝いたのは、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた話題作『おくりびと』(08)。個人賞でも作品賞をはじめ、滝田洋二郎の監督賞、余貴美子・広末涼子の助演女優賞のW受賞と、主要3部門を受賞し、改めて作品の強さを見せつけた。

広末は、受賞のスピーチで「本木(雅弘)さんは努力家で、納棺師の所作やチェロの練習をずっとされてました。本作はその本木さんの美しさ、日本の様式美が映った映画。なので私が賞をいただくなんて申し訳ないです」と、主演の本木をねぎらった。

主演男優賞は『歓喜の歌』(08)、『休暇』(08)の小林薫。「ラッキーなことに2008年は主演作が2本! もうこんなことは人生においてないだろうな(笑)」と喜びの思いを語った。主演女優賞は『接吻』の熱演が評判だった小池栄子。「大変だったのは、1ヶ月間の撮影期間のバラエティ番組との切り替えでした。ここまで重い役は初めてだったので。でも、受賞できて本当にうれしいです!」

また、『おくりびと』の滝田洋二郎監督と広末涼子のタッグは、『秘密』(99)以来。同作の主演男優であった小林薫も合わせて3人が本映画祭の授賞式で顔を合わせたことも感慨深かった。受賞者たちの今後の活躍ぶりにも着目していきたい。【MovieWalker/山崎伸子】

【2008年度日本映画ベストテン】2008年度日本映画ベストテン ■1位『おくりびと』 ■2位『ぐるりのこと。』 ■3位『歩いても 歩いても』 ■4位『闇の子供たち』 ■5位『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程闇の子供たち』 ■6位『接吻』 ■7位『トウキョウソナタ』 ■8位『クライマーズ・ハイ』 ■9位『きみの友だち』 ■10位『休暇』

【2008年度各章】 ■主演男優賞:小林薫(『歓喜の歌』『休暇』) ■主演女優賞:小池栄子(『接吻』) ■助演男優賞:西島秀俊(『休暇』『丘を越えて』『東南角部屋二階の女』) ■助演女優賞:余貴美子(『おくりびと』『丘を越えて』『まぼろしの邪馬台国』) 広末涼子(『おくりびと』) ■最優秀新人賞:月船さらら(『世界で一番美しい夜』) 仲里依紗:(『純喫茶磯辺』) 石橋杏奈:(『きみの友だち』) ■審査員特別賞:『ひゃくはち』 ■新人監督賞:森義隆(『ひゃくはち』) ■脚本賞:万田邦敏、万田珠実(『接吻』) ■撮影賞:芦澤明子(『きみの友だち』『トウキョウソナタ』『しあわせのかおり』)

おくりびと

2008年9月13日(土) 公開

遺体を棺に納める納棺師となった男が、多くの別れと対峙する、本木雅弘主演の人間ドラマ。一見地味だが、人生の最期に必要な職業を通して、家族や夫婦愛のすばら...

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