ゴジラやガメラにはなれなかった不遇な二大怪獣って知ってる?

生誕45周年を迎えた二大怪獣「ギララ」と「ガッパ」の2本立て対決が
  • 生誕45周年を迎えた二大怪獣「ギララ」と「ガッパ」の2本立て対決が

日本をはじめ、海外でも高い人気を誇る怪獣映画。東宝の「ゴジラ」はシリーズ通算28本が製作され、現在ハリウッドで2本目となるリメイクが製作されるなど、言わずと知れた大人気作だ。そして大映(現角川映画)の「ガメラ」も、ゴジラシリーズと並び、日本の怪獣映画を代表する作品として知られている。だが、そんな二作の大ヒットの陰で、ゴジラやガメラのようにはなれなかった二匹の大怪獣が誕生していたのをご存知だろうか?

1960年代当時、テレビの急速な普及によって邦画業界全体が斜陽化し始めており、莫大な制作費がかかる特撮映画は敬遠されがちだった。だが、東宝と大映の二社がゴジラ、ガメラで大成功を収め、空前の怪獣ブームが巻き起こる。その波に続けと、競い合って特撮怪獣映画に参戦したのが松竹と日活だ。

『男はつらいよ』シリーズに代表される人情劇を得意とした松竹が、満を持して製作した怪獣映画が『宇宙大怪獣ギララ』(67)だ。恐竜を彷彿とさせる胴体と、妙に愛嬌のあるフェイスが不思議な魅力を発散する怪獣で、製作費1億5000万円を注ぎ込んだが、ゴジラやガメラのようなスターにはなれず、松竹が唯一製作した怪獣映画となってしまった。そして、スタイリッシュなアクション映画が売りの日活は、イギリスの怪獣映画『怪獣ゴルゴ』(61)をモチーフにした『大巨獣ガッパ』(67)を製作。南方の島に生息する鳥形の怪獣ガッパが日本を壊滅状況に陥れる様を描いた本作であったが、こちらも結局シリーズ化には至らず、日活唯一の怪獣映画となってしまった。

そんな不遇な二大怪獣、ギララとガッパが誕生してから、今年でちょうど45周年。この節目の年を記念して『宇宙大怪獣ギララ』『大巨獣ガッパ』が3月3日(土)よりシアターN渋谷で2本立て上映される。貴重な雄姿を拝めば、日本の怪獣はゴジラやガメラだけじゃないことを実感できるはずだ。是非ともその姿をあなたの目で確かめてほしい。【トライワークス】

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