興収50億円突破必至!『レッドクリフ PartII』の魅力を探る!

完成イベントで舞台挨拶をしたジョン・ウー監督(右)と金城武
  • 完成イベントで舞台挨拶をしたジョン・ウー監督(右)と金城武

ジョン・ウー監督作『レッドクリフ PartII』が4/10(金)に公開される。興行収入50億円を突破した『レッドクリフ PartI』(08)に続き、こちらも前作の数字を超えるメガヒットとなりそうな話題作だ。

100億円というケタ外れの製作費、トニー・レオンや金城武はもちろん、日本からも中村獅童が参加するなど、アジア各国のスターの競演という話題性、「三國無双」シリーズなどのゲームやコミック・ファンの若者も含めた客層の広さ、配給会社・エイベックス・エンタテインメントによる斬新な宣伝展開と、すべてが功を奏し大ヒットを記録した『PartI』。

先日開催された続編『レッドクリフ PartII』の完成イベントも大盛況だったが、そこで来日したジョン・ウー監督や金城武のコメントから、改めて本作の魅力を再確認した。

まずはジョン・ウー監督の喜びのコメントからご紹介。「本作は、友情や勇気、愛がテーマですが、社会が不況のなか、それらは本当に大事にしなければいけない要素だと思います」 確かに世知辛い昨今、『レッドクリフ』の登場人物たちが、友情や忠誠心のもと果敢に戦う勇姿が、不況に揺れる人々に響いたのは間違いない。

さらに、ジョン・ウー監督が、黒澤明監督の時代劇『七人の侍』(54)などを、映画作りのお手本にしている点も興味深い。「戦いのシーンを演出する際も、『七人の侍』の編集やカメラワークを参考にしました。また、戦いのなかでも人間ドラマがしっかりと描かれている点が素晴らしい。私は現代劇の銃撃シーンを撮るときも、繰り返し黒澤監督の作品を見て、その都度新しいものを吸収してます」 なるほど『レッドクリフ』には、時代を経ても色褪せない黒澤明監督作の醍醐味が盛り込まれているわけだ。

また、天才軍師・諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)を軽やかに好演した金城武もこう分析する。「今まで孔明さんの戦いの陣の組み方をちゃんと映像で撮った人はいなかった。特に今回は、孔明さんが矢を借りてくるというシーンが好きですね。(矢を飛ばすシーンは)もちろんCGもあるんですが、目の前と目の後ろでちゃんと矢が飛んでました。本当はすごく怖かったのですが、孔明さんは怖くない表情を作らないといけないので大変でした(笑)」 確かに、孔明による巧みな戦術を豪快に映像化した本作は、細部に至るまで表現に妥協がない。

時代にマッチしたテーマ、黒澤作品を意識した作風、そして巨費を投じたスペクタクル映像と、本作のヒットの要因を挙げればきりがない。さらに『PartII』では、タイトルにもなっている歴史的な大戦である赤壁の戦い=“レッドクリフ”が展開される。いわば『PartI』はその序章にすぎず、『PartII』にこそジョン・ウーが描きたかった「三国志」の戦いの核が描かれるのだ。いろんな要素を総合しても、2作合わせて興収100億超えは固い! 【MovieWalker/山崎伸子】

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