ラウル・ルイス監督が成功を見届けた『ミステリーズ 運命のリスボン』のポスターと予告を公開

公開されたポスタービジュアル
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ポルトガルの作家カミロ・カステロ・ブランコの小説を映画化した『ミステリーズ 運命のリスボン』(10月公開)。本作のポスタービジュアルと予告編動画が公開された。

本作は本国フランスでは一年間という異例のロングランを続けた後、その年の最も革新的なフランス映画に贈られるルイ・デリュック賞をはじめ、米国のサテライト賞 最優秀外国語映画賞など数々の賞を獲得。2010年ル・モンド紙のベスト映画No.1に選出され、「今年、これ以上の素晴らしい映画作品を見ることはないだろう」(ヴォーグ誌)など、各界からも賞賛の嵐を受けた作品だ。

本作の舞台は、19世紀前半、激動のヨーロッパ。主人公はリスボンの寄宿舎に身を置く孤児の少年ジョアンと、彼の出生の秘密を解き明かすキーパーソン、ディニス神父。因習に囚われる老貴族、異国から来た成り上がり者、過去の愛に生きる修道士、嫉妬に駆られる公爵夫人など、情熱や欲望、嫉妬や復讐に駆られた無数の男女たちの人生を巻き込みながら、ミステリアスでドラマティックなエピソードがパッチワークのように紡がれていく。

監督は、『見出された時 「失われた時を求めて」より』(01)、『クリムト』(06)など幻想的な作品で知られ、チリ出身で亡命後、フランスを拠点に活動を続けてきたラウル・ルイス。大病に冒された身体で、遺言のつもりで撮影に臨んだという本作には、「巨匠の新たな最高傑作」との呼び声が広く響き渡った。本作の成功を見届けるかのように、ラウル・ルイス監督は2011年8月25日に70歳でこの世を去ってしまった。本作は100本以上の作品を世に送り続けた巨匠の最高傑作であり、最期の監督作(※生前に世界公開された作品。『La noche de enfrente』の公開を前に死去)となっている。

また、ジョン・マルコヴィッチがウェリントン公爵を演じ、カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペール、マチュー・アマルリック、ミシェル・ピコリなど豪華キャストが出演した壮大な戦争絵巻『Linhas de Wellington』に取りかかっていたが、撮影前に死去。生涯のパートナーだったバレリア・サルミエントが作品を完成させた。なお『Linhas de Wellington』も2013年に日本公開予定となっている。【Movie Walker】

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