WEB連載【GEAR'S VOICE Vol.10】ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」LED・レーザー演出システムデザイン藤本実@TULLY’s COFFEE京都三条通り店

ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」LED・レーザー演出システムデザイン藤本実さん
  • ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」LED・レーザー演出システムデザイン藤本実さん

京都で絶賛公演中のノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」の連載コラム第10回目(毎週木曜日更新)。今回も制作スタッフの大名(だいみょう)が、「ギア」特殊LEDデザインの藤本実さんにインタビューしました。

「9月になり、ついにVer.2.00がスタートした「ギア-GEAR-」。1ヶ月の改訂期間の間に、いままでにも増して、たくさんの変更を加えることが出来ました。今回はギアチームの中でも、より挑戦的な技術表現を担当している[LED・レーザー演出システムデザイン]の藤本実さんにインタビューしました。」

大名:今回は『TULLY’s COFFEE京都三条通り店』さんにお邪魔しております。選ばれたきっかけは?

藤本:ギアの劇場「1928ビル」のすぐ向かい側ということもあり、このお店でプログラムの書き換え作業をさせてもらったことも有りました。雰囲気が良く、作業の捗る環境が整っているお店です。

大名:技術開発者になられた経緯は?

藤本:小さな頃はカードを使って自分でルールを作って遊んだり、10歳離れた兄のディスクゲームで遊んだりしていました。中学からはテレビゲームに取って代わって、体を動かすことが好きになり、ダンスに没頭していました。その後、研究を始めたのは大学からです。デジタルなものが好きで、漠然と神戸大学の塚本研究室へ入りました。

大名:どんな研究をしておられるんでしょうか?

藤本:僕自身、ブレイクダンスを踊るのが好きで、大学で自分の研究課題を考えているときに、教授に「ダンスに関わる技術を開発してみたら?」と奨められたのがきっかけになり、ダンスで体を動かすと音を奏でることが出来る、体全身を楽器にする研究に挑戦しました。

その後、研究室での技術開発と、自分の目指している開発の方向の違いに気付きました。

研究室では、最新技術のプロトタイプを開発しています。ですが僕は、プロトタイプではなく、実際に舞台などで使われる技術開発をしたいと思うようになったんです。技術メインではなく、新しい表現を可能にするシステムを開発して行きたいと考えています。そのためにIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が行う「未踏ソフトウェア創造事業」の助成金を頂きながら、「研究」という枠にとらわれずに技術開発を行うようになりました。

大名:ギアにも2つの技術を導入して頂いてます。どのようなものかご説明いただけますか?

藤本:1つ目はギアのドール役がまとっているLEDランプ搭載のドレスと、その光の点滅のコントロールプログラムです。パソコンやスマホで使用されている無線電波を使って無線でドレスに仕込まれたランプを点滅させています。センサを身体に装着するウェアラブルコンピューティングという分野の技術で、市販されているLEDを購入するだけで実現できるシステムではありません。

もうひとつはRGBフルカラーでの出力ができるレーザービームです。従来はグリーンやオレンジ等の単色でのレーザーでしたが、ギアでは最大16万色を操る事が出来ます。大きなイベントなどでレーザーが使われているのを見たことがある人も多いと思いますが、今回はそのレーザーをプログラミングで自由に制御して、ギアのシーンに合わせた使い方をしています。どちらとも「ギア」という演目の中で僕の提供する技術で、舞台表現の幅を広げたいと思い、導入しました。

大名:藤本さんの活動の原動力は何ですか?

藤本:子供の頃「こんなこと出来たら良いのにな~」 と思ったことを実現したいと思ってます。

今でも寝る前にベッドの中で、通常ではあり得ない状況を夢想するようにしていて、たとえば、全身に電子磁石をまとって砂鉄の砂場のなかに入ったら、どうゆうことになるだろう?

とか、腕をワンリーチ伸ばすにはどうしたら良いか、とか、マンガの世界でのことだと思えることも、日本の最新技術を駆使して、大人が本気を出せば実現出来ることがあるはずなんです。

そして、僕は自分がダンスをしていた経験から、単に技術開発をするだけではなく、具体的な使い方も提案出来ます。僕の出来ることで、様々な表現活動の幅、ダンスで言えば振付けの幅を広げて行きたい、そして自分自身も見たことの無いものを見てみたいと思っています。

大名:ギアでの今後の展開は?

藤本:今はドール役のダンスシーンを担当してますが、今後はマジックやジャグリングともコラボレーションをしたいと考えています。それぞれのジャンルに可能性を感じています。

そして、もうひとつ試したいのは舞台全体をキャンパスにして新しい表現をしたいと考えています、例えば無数のLED電球でお客さんを包んだり、そう言った幻想的な演出を試みたいと思います。

【ギア情報】9月からは新バージョンが開幕!新たにジャグリングが加わったギアをどうぞお楽しみに!お得な割引キャンペーンも多数ご用意しています。詳しくは公式サイトのチケット、割引プランをチェック!

【ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」】
会場:アートコンプレックス1928
住所:京都市中京区三条通御幸町角1928ビル3F
問い合わせ:0120-937-882
フリーコールをご使用できない場合 075-254-6520(有料)
<公式サイト> http://www.gear.ac
<公式facebook> http://www.facebook.com/cco.gear
<公式twitter> @nvpgear

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