生田斗真、殺人マシーン『脳男』に熱い意気込み!二階堂ふみは監督に「反抗しまくった」と謝罪

『脳男』製作報告会見に登壇した松雪泰子と二階堂ふみ
  • 『脳男』製作報告会見に登壇した松雪泰子と二階堂ふみ

江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於の同名小説を映画化した『脳男』(2013年2月9日公開)。9月13日に製作報告会見が都内で行われ、生田斗真、松雪泰子、江口洋介、二階堂ふみ、太田莉菜、瀧本智行監督が登壇。ダークヒーローの脳男として、新境地に挑んだ生田は「脳男に命をかけて、魂をのせました。日本映画界にとっても、僕の俳優人生にとっても、何か変わるきっかけになればと思っています」と力強く語った。

生まれつき並外れた記憶力・知能・肉体を持ちながら、人間としての感情を持たない殺人マシーンの脳男が引き起こす怪事件を描く本作。『僕等がいた』(11)など、爽やかな印象が強い生田が、これまでのイメージを覆すような難役にチャレンジした。初の本格的アクションを演じるうえで、武術稽古にも励んだという。生田は「半年くらい格闘技を習い、準備してきました。こんなに準備期間を経て撮影に挑むこともなかなかなかったので、贅沢な時間でした」と振り返った。27時間連続で、江口と戦い合う場面もあったそうで、「体と体のぶつかり合いで、愛情を確かめ合っていました」と微笑んだ。

メガホンを取るのは『はやぶさ 遥かなる帰還』(12)の瀧本智行監督。「生田君は、控え室の電気も消して、暗い中で撮影を待っていたらしくて(笑)。目の微かな色の変化で表現してもらう役だったので、瞬きを止めてくれって言ったんです。どう訓練したの?と聞いたら『シャワーを浴びる時も瞬きをしないようにしていました』って。集中して現場に臨んでくれました」と、生田の脳男を絶賛。生田は「撮影1ヶ月前は、ずっと引きこもっていたんです。だんだん誰にも会いたくなくなってきて(笑)。その感覚が脳男に近づけていっているような気もしました」と役作りの秘密を明かしてくれた。

性善説を信じ、犯罪者を救おうとする精神科医・真梨子役を演じるのが松雪だ。「撮影期間は重い鎧を着て、低空飛行で耐えながら芝居をしていたような時間でした。生田君も大変だったと思うけれど、動かない人に向かって何かを投げかけるというのは、こんなに大変なものかと思いました。苦しい心理状態でしたね」と、心理的に難しい役どころであったことを明かした。江口が扮するのは、正義感の強い刑事役。「僕が演じるのは、感情をむき出しにする男。脳男とは対照にある役柄です」と役どころを語り、「『セブン』や『羊たちの沈黙』のような、今までの日本映画にはない作品になった」とアピールした。

また、原作では男性として描かれていた脳男と対峙する爆弾魔・緑川役を、『ヒミズ』(11)での体当たり演技も記憶に新しい二階堂が演じる。「撮影中は、ずっと監督に反抗しまくっていて、謝りたい気持ちでいっぱいです」と謝罪のコメント。役柄に関しては「とにかく眉毛がないんですね。本当に眉毛がない。『やせてください』と監督に言われたんですが、思春期の体はやせなくて辛かったです。電車を待っている時に、赤ちゃんを抱いたお母さんがいて。その赤ちゃんが美味しそうに見えちゃって、『やばい』と思いました」と驚きの苦労話を披露し、会場の笑いを誘っていた。太田は、その緑川を信奉する役柄。「自分が人生を生きていくうえで、絶対に経験しないような感情がたくさんあった。見たことのない感情を刺激される瞬間がたくさんあった」と充実の表情で語ってくれた。

この日は、プロモーション映像も初披露され、熱風の感じられるような迫力の爆破シーンや、一切表情のない脳男の姿、松雪が被害者を抱きかかえながら、救いを叫び求めるシーンなどが公開。キャストが見せる迫真の演技とぶつかり合いは、息を呑むばかりだ。監督が「見どころは役者の力。皆さんが見せたことのないような顔を見せてくれています。ラスト30分は圧巻です!」と胸を張る渾身作。来年2月の公開を楽しみに待ちたい。【取材・文/成田おり枝】

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