だんじりの町の心の味「かしみん」を訪ねた!

これが“かしみん焼” 最後に振りかけられる牛脂ミンチ(白い棒状)は、瞬く間にソースに溶け込んでいく
  • これが“かしみん焼” 最後に振りかけられる牛脂ミンチ(白い棒状)は、瞬く間にソースに溶け込んでいく

そろそろ「そーりゃそーりゃ」と威勢のいいかけ声が岸和田の町に飛び交う。日本一熱い祭り、“岸和田だんじり祭”の季節はもうすぐだ<9/13(土)14(日)>。市内のあちこちを地車が華麗に疾走し、最大の見せ場となる豪快なやりまわしに、男たちは命をかける。

祭の楽しみのひとつがご馳走だ。昔からだんじり祭のご馳走といえば、関東煮、ワタリガニ、くるみ餅などが有名。しかし、岸和田にはもっとすごい、隠れたご当地グルメが存在する。それが「かしみん焼」である。

見た目、洋食焼にも似たものと侮るなかれ、一度お口へと運んだ瞬間「カリ・ジュワ・トロ〜リ」と、脳天直下の衝撃を喰らわせる魅惑の食べ物なのだ!

生地を薄くまん丸に伸ばし、その上にキャベツ、かしわと牛脂ミンチをのせて焼く。発祥の店は紙屋町の「大和(やまと)」。ネーミングはもちろん、かしわとミンチの頭「かし・みん」を取って名付けられたもの。

しかし意外にも、岸和田じゅうで知られるものと思いきや、岸和田の海側に位置する浜地区に限定したローカルフードという存在も興味深い。誕生してから数十年、今では大和から教わったかしみん焼を出すお店が堺町になど、やはり海側ではあるが増えてきている。さらに、大阪市内の難波にも大和で修行したお店がオープンするなど、かしみん焼は徐々に全国区へと浸透しつつあり、その味の虜となった地元以外のファンも急増中なのだ!

そんな私も虜になったひとり。ということで、大和のかしみん焼を食べてきましたよ!!

下町情緒あふれる路地の奥に大和は店を構える。平日のお昼時、既に近所の常連さんたちが一枚の大きな鉄板テーブルを囲んでいた。店は大将をはじめ3人で切り盛りしていて、リズミカルなコテさばきでもくもくとかしみんを焼いている。運良く一席を確保した私は、欲張りにもかしみん焼“大”(530円)を注文。すると目の前で丸くて薄い生地の上に、先ほど説明した手順で具材が丁寧に盛られていく。数分後、ひっくり返された香ばしい表面へソフトタッチでソースが塗られる。すると、もう一度その上からパラパラと牛脂ミンチが振りかけられた。と、瞬く間にそれは溶けてソースとなじむ。

「うほっ☆」こんなの誰が見たって二ヤけるに決まってる!

目の前のアツアツの鉄板にしたたり落ちそうなヨダレをグッとこらえて潤滑油として口元に溜めながら、コテに乗せたかしみんを次々と口へと運ぶ。芳醇なソースのうま味とかしわのコリコリ&ジュワ〜感、気づけば残りわずか。「もう一枚ください!」思わずまた大を注文。ついでに常連さんが“うんまそー”に食べていた「モダン焼うどん・かしわ(580円)」が気になり、それも注文。こちらも文句なし! 気付けばおなかぱーんぱんっ! 大満足で店を後にした。

さて、そんなかしみん焼のお店情報も大フィーチャーした「岸和田Walker」が、いよいよ8月29日(金)に発売される。86年ぶりにだんじりを新調した宮本町の入魂式を完全レポートした「男たちのだんじり伝説」。そしてメイン特集はクチコミで選んだほんまにうまい店厳選81店! その他、沖縄プロレス、スペル・デルフィン氏の地元インタビューなど、内容盛りだくさん! 岸和田モンを飽きさせない、一年中使える必携の一冊です! 岸和田Walkerに、乞うご期待!

【岸和田Walker/赤井謙司】

大和
住所 岸和田市紙屋町12-4
電話 072・432・3872
営業時間 11:30〜18:00(持ち帰り〜19:00)
定休日 水曜
交通 南海蛸地蔵駅より海側へ。徒歩15分くらい

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