濱田岳、倉科カナの80年代ルックのダサさに「ヘソで茶を沸かすほど笑った!」

中村義洋監督と濱田岳のタッグもこれで5度目!
  • 中村義洋監督と濱田岳のタッグもこれで5度目!

中村義洋監督最新作『みなさん、さようなら』(1月26日公開)の特別試写会が、1月10日にニッショーホールで開催され、主演の濱田岳、倉科カナ、波瑠、ベンガル、中村義洋監督が登壇。中村監督は「自分の作品の中で一番納得のいく作品になりました」と自信作に胸を張った。

パピルス賞を受賞した久保寺健彦の同名小説を原作に、「団地の中だけで生きていく!」と決めた風変わりな主人公・悟の甘くて切ない青春物語が描き出される。主人公を演じた濱田は、12歳から30歳まで、幅のある年齢の役を一人で違和感なく演じ切った。「鈴木福君がちょっと大きくなったくらいの役をやりました。不安はありましたが、お母さん役の大塚寧々さんから『私は岳ちゃんより老けた小学生を見たことがある。岳ちゃんの方が可愛いから、大丈夫よ!』って言われて。吹っ切って演じました」と振り返った。それを聞いた監督は、「何ら迷いはありませんでした。見えますから」とすかさずコメント。濱田も「まだまだ学生服とかいけますね」と話し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

悟の初めての恋人役に扮するのが倉科だ。「囁き声で話すように意識しました。甘めな、魅惑的な感じで、母性本能が強い女性にしようと思いました」と役作りの秘訣を明かした。物語の設定が1980年代だけあり、ロゴ入りのセーターやチェックのスカート、ソバージュヘアなど、当時を見事に再現したファッションも見どころだ。濱田は「カナさんの衣装は見どころです。団地の遠くの方から、フリフリの衣装を着て倉科さんがやって来た時は、ヘソで茶を沸かすくらい笑いましたね」とからかい、仲の良い様子を見せていた。

波瑠が演じるのは、悟の良き相談相手であり、ファーストキスの相手となる女性だ。波瑠は、風変わりな少年・悟の魅力を「安心感かな。どこにも行かなさそうだと、女の子は安心する」と分析。倉科も「『私にしかわからない魅力に弱いのよ、女って』っていうセリフがあるんですが、それはわかるなあって思いました」と女心をのぞかせた。濱田も「女性目線は勉強になる」と女性陣の意見に興味深そうに耳を傾け、「やっぱり一貫した真っ直ぐさ、滑稽なほど純粋な男って、同性にももてる。そういう悟の真っ直ぐさは、僕も男として惹かれました」と役柄の魅力を話してくれた。

続いて、映画のタイトルにちなんで「さよならしたいこと」を決意表明することに。濱田は「深酒しないこと。三日三晩、飲み続けた時に、四日目の朝にトム・ハンクスが鏡の中にいたんです(笑)。むくむってこういうことだなって」、倉科は「休みの日は病院に行くか、日本舞踊をしているかなので、インドアをやめたいです。まずは車の免許をとりたいな」と抱負を語り、会場から拍手を浴びた。

監督は「こんなに良い作品になるとは思わなかった。『そこは違う』と困るような役者さんは一人もいなかった」と感無量だ。最後には「ただ、1980年代の雰囲気がポスターなりチラシなりになるとダサイ映画に見えてしまう。皆さん、そこだけは『ダサくない』と口コミしてください」と会場の笑いを誘い、舞台挨拶を締めくくった。“純粋さ”を描かせたらピカイチと定評のある中村監督の自信作。驚きと笑いに満ちた珠玉の青春物語を劇場で是非楽しんでほしい。【取材・文/成田おり枝】

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