【本誌連載の拡大版】フロンターレ中村憲剛選手インタビュー(4)◆オークション開催!

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――家では龍剛くんにべったりな様子が伝わってきました。ほかに家ではどんなことを?

「サッカーもよく観ていますよ。観るのが大好きだし、ここ2、3年はすごくよく観るようになりました。自分の試合も観るし、ほかのJリーグの試合もそうだし、海外のリーグもチャンピオンズリーグもそうだし。暇さえあれば家でサッカーですからね。いろいろなサッカーがあって、すごくおもしろい。学生のころはゲームの『ウイニング・イレブン』ばかりやっていましたけど、もう昔のようにはできませんね(笑)」

――海外のサッカーをよく観ることが自分のプレーにも生きてきますか。

「多分、そう思います。観ることによって自分の引き出しは確実に増えていると思います。リーグというよりもチーム。やはりバルセロナとかACミランはよく観ますよね。人気チームだから放送される機会も多いし、バルセロナは今シーズンは非常に強い。それと、バルセロナで言えばシャビとか、ACミランで言えばピルロとか、同じポジションの選手をやはりよく観ますよね。デコもバルセロナにいた時はよく観ていたんですけど、チェルシーに行ってあまり観れなくなりました」

――よくイタリア代表でもあるピルロのプレースタイルに例えられますよね。

「うーん、恥ずかしいですよね。そんなレベルじゃないから。基本的にはすべての部分でまだまだ足りないと思っています。サッカーに完璧はないですから。もっとやらなきゃいけないのは中盤の守備のところじゃないかなとは思っていますけど」

――完璧というのがないから逆にサッカーは楽しいと。

「そうなんですよ。だから、みんな楽しんでやれると思うんですよね。ホント、楽しいです。上を見たらきりがないですからね、限界が。ここで終わりというのがないし、そこに向かうのは自由ですから。どんどん自分でできることが増えるのが楽しいですよね」

――その結果として、J1が最終節を迎える12月の第一週に笑っていたいですね。

「僕は先を見て行動できるタイプじゃないんで。そんな先のことは考えずに、まずは明日の練習から。目の前をことをコツコツとやって、その積み重ねが先につながる。いきなりサッカーはうまくならないですから。いろいろな経験をして、技術だけじゃなくて精神的にも成長していきたいと思っています」

――オークションに出品される品を説明してください。

「こんなものでいいのかなと思うんですけど。これは去年の遠征で寝る時とかに着ていたものです。こんなんでいいですか。チームでこれって決められているんですよ。黒いマジックじゃどこにもサインを書けないですね。銀色のペンがあるかな。ちょっと見てきます」

(インタビュールームを出てちょっとして笑顔で戻ってくる)

「あった! ありましたよ」

(サインにさりげなく「14」という数字を添える)

――「14」という背番号には愛着がありますか。

「2年目からです。高校でも大学でもずっと付けていた背番号なんです。みんなにはよく『ヨハン・クライフが好きなの?』と聞かれるんですけど、その世代じゃないんですよ。クライフのプレーもあまり見たことがないんですよ」

――今シーズンの活躍、期待しています。きょうはどうもありがとうございました。

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