ウィル・スミスが『ジャンゴ』主役を降板した理由は?

僕は「主役が良いよ」って言ったんだ
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第85回アカデミー脚本賞を受賞したクエンティン・タランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がれざる者』(公開中)は、当初、主役がジェイミー・フォックスではなくウィル・スミスだった。

ここのところ大作で目にしないウィルが、誰もが仕事をしたいと主張するタランティーノ監督作品で、世界中で大ヒットを飛ばしている同作の主役を断ったことは、多くの疑問を残したが、「彼の脚本では、ジャンゴは主役じゃないよ。僕は『主役が良いよ』って言ったんだ。でも、実際には別のキャラクターが主役だよね。クリストフ・ヴァルツが演じたドクター・キング・シュルツとか。『クエンティン、お願いだからジャンゴに悪党を殺させてくれ』って感じだった」と、エンターテインメント誌でその理由について語っている。

『イングロリアス・バスターズ』(09)もしかりだが、クエンティン監督とクリストフの相性は抜群で、クリストフの演技力と個性が主役を食ってしまうことは一目瞭然だ。両作で、主役のブラッド・ピットや、ジェイミー、悪役を演じたレオナルド・ディカプリオを差し置いて、クリストフがアカデミー助演男優賞を受賞していることからも明らかで、ウィルは脚本を読んでそれを察知したため、同作の主役を断ったということになる。

クリストフを起用したことで二度の大きな成功を手に入れているタランティーノ監督は、次回作もクリストフを起用する可能性は高いが、主役が脇役の影に潜んでしまうこと察した役者たちは、今後も主役を演じるのを断る可能性がありそうだ。【NY在住/JUNKO】

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