来日したマリオン・コティヤール、中谷美紀に「大好きです!」と熱いハグ

マリオン・コティヤールと中谷美紀、日仏の美人女優がそろい踏み!
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『君と歩く世界』(4月6日公開)を引っさげて、主演のマリオン・コティヤールとジャック・オーディアール監督が来日。3月26日に丸の内ピカデリーでジャパンプレミアが開催された。オスカーを獲得した『エディット・ピアフ 愛の讃歌』(07)以来、6年ぶりに来日したマリオンは「コンニチワ。この季節に日本に来られてとても嬉しく思っています。桜の花を愛でることができました」と挨拶、輝くような笑顔で会場を魅了した。

本作は事故により両脚を失った女性ステファニーが野性的な男性と出会い、生きる力を取り戻していく愛と再生の物語だ。両脚をなくした女性という難役に挑んだマリオンは「ステファニーはこれまでの映画にはなかなか出てこないような、強い存在感のある女性。この役をいただけて、私は世界一幸せな女優だと思う」と喜びを語った。メガホンを取るのは、『預言者』(09)など濃密かつ、サスペンスフルな作品で知られるオーディアール監督だ。新境地とも言える本作では、痛みや悲しみに打ちひしがれながらも、這い上がろうとする人間の強さを鮮やかに描き出す。オーディアール監督は「昔からマリオンと私のキャリアの道はいつか交差すると思っていた。この役は彼女以外には考えられなかった」とマリオンを絶賛した。

またこの日は、女優の中谷美紀が舞台挨拶に駆けつけた。中谷は「映画に圧倒されました。ステファニーは、仕事や自尊心など、両脚以上に目に見えないたくさんのものを失ってしまう。見ていてとても辛かった。彼女が普通なら愛されないような男性に惹かれていく姿には、心を打たれました」と頬を紅潮させ、感動を伝えた。

現在、37歳と同い年であるマリオンと中谷。司会のLiLiCoから「ライバルですか?」と聞かれると中谷は、「とんでもないです。地球の反対側にこんなに素晴らしい女優さんがいるのはとても刺激になること。私は『TAXi』(97)の頃から、マリオンさんが笑えば笑顔になって、マリオンさんが涙をこぼせば涙をこぼし、彼女の映画と喜怒哀楽を共にしてきました。今回は心から裸になって演じているのを感じた」とマリオンへの思いを吐露。これにはマリオンも「大好きです」と感激の面持ちで中谷にハグ。続けて「言葉も出ないくらいです。女優というのは深いところで思いを共有していると思う。同じ女優である中谷さんにそう言われると、とても心が動きます」と胸がいっぱいの様子で話してくれた。

最後に中谷は「本作を見て、東日本大震災のことを思いました。今も失意のもとにある方々が、この作品のヒロインのように希望の光を見出して、悲しみを手放してくださることを切に願います」、マリオンも「私たち役者がエネルギーを注ぎ込んで作った映画です」と力強くアピール。日仏の実力派女優の熱意と絆が伝わる、感動的な舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】

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