ナオト・インティライミが多くの人から支持される理由って?

エチオピアの子供と触れ合うナオト・インティライミ。言葉は通じなくても音楽という大きな武器が彼にはある
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2012年はNHK紅白歌合戦に出場するなど、一気に知名度を上げたシンガーのナオト・インティライミ。現在のブレイクは、3度目のデビューを経てのものだという苦労人でもある彼が、前向きでポジティブな唄を歌い続けられるのは、かつて515日間かけて世界中を旅し、その土地で出会った文化や人々との触れ合いで得たものが大きいという。そんな彼の新たなる旅の模様を綴ったのが、4月13日(土)より公開の『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』だ。

今回の旅の行先は、エチオピア、コロンビア、トリニダード・トバゴの3ヶ国。テレビどころか電気もないエチオピア南部のトゥルミでは言葉は通じなくても、音楽(リズムを使った遊び)や得意なサッカーを通じて人々と触れ合い、8年ぶりに訪れたコロンビアでは、かつて知り合い、今やコロンビアを代表するシンガーとなったアンドレス・セペーダとの再会に歓喜、トリニダード・トバゴでは同国を代表するミュージシャンのKESと交流を深める姿が、自身のレコーディング風景を交えて描かれる。

そんな本作を見ていると、なぜ彼が多くの人々から支持されているのかがわかってくる。音楽を通して、明るく人々と接する、素朴で飾らないその人柄は、どこの国でも人々を笑顔にさせる。スターになった旧友が昔と全然変わってないと喜んでいる姿が妙に無邪気だったり、時間の都合でステージに立てずに悔しさをにじませたりする、そんな一挙手一投足が非常に人間くさく、彼が底抜けに良い人なのだということが画面から伝わってくるのだ。

旅は楽しくもあるが、必ずやってくる別れの寂しさもある。その気持ちを一つの歌にしていく過程も描かれており、単なるミュージシャンのドキュメンタリーでも、旅行記でもない作品に仕上がっている。まだ彼の音楽に触れたことのない人は、本作を通してまずは彼自身の魅力に気付くに違いない。【トライワークス】

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