レディ・ガガやブラピを魅了する“ボリウッド映画”が日本上陸! 世界的大ブームの秘密とは!?

現在公開中の「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」は“キング・オブ・ボリウッド”ことシャー・ルク・カーンが主演
  • 現在公開中の「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」は“キング・オブ・ボリウッド”ことシャー・ルク・カーンが主演

年間1200本以上の映画が製作されている映画大国インド。特に“ボリウッド映画”と呼ばれるムンバイで製作された娯楽映画は、日本では98年に「ムトゥ 踊るマハラジャ」が公開されたことで話題となり、一部の映画ファンの間で支持されてきた。その後は「ムトゥ~」に続く話題作が少なく、日本のボリウッド映画ファンにとっては寂しい状況が続いたが、09年の「スラムドッグ$ミリオネア」の公開以降、日本でも再びボリウッド映画への注目が高まり、昨年は「ロボット」、「ラ・ワン」など、インド発のSFアクション超大作が公開された。

ボリウッド映画の特徴は、誰もが親しめるシンプルなストーリー、豪華な衣装で大勢のバックダンサーを従えて突如始まるミュージカルシーン、アクション、ラブストーリー、コメディなど様々なジャンルをミックスした娯楽性の高さ。現在では、ボリウッド映画はインド国内に留まらず、南アジア諸国や中近東、アフリカ、東南アジアでも、現地在住インド人を中心にヒットしており、近年は、イギリスやアメリカ、カナダでも大人気。あのレディ・ガガは「これからはハリウッドではなくボリウッド!」とコメントしたり、ブラッド・ピットも「ボリウッド映画の仕事をしてみたい」と語るなど、ハリウッドの映画関係者からも関心が寄せられている。

そして国際的なブームの波にのり、ここ日本にも本国で大ヒットを記録したボリウッド映画5作品が上陸。現在公開中の「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」は、07年にインドで興行成績がトップとなったミュージカル・エンターテインメント作。70年代と2000年代の映画界を舞台に、時を経た切ないラブストーリーが歌や踊りとともに展開するボリウッド映画を象徴するような1作。さらに昨年インドで興行収入No.1に輝いたアクション巨編「タイガー 伝説のスパイ」や、インド映画史上歴代興行記録を樹立したヒューマン・コメディ「きっと、うまくいく」などの公開も控えている。

先日、「タイガー 伝説のスパイ」のカビール・カーン監督らが来日し在大阪・神戸インド総領事館で記者会見を行った。会見では「スラムドッグ$ミリオネア」の原作者で同領事館に在籍するヴィカース・スワループ総領事とともに、ボリウッド映画の魅力をPRした。「ボリウッド映画はハリウッド映画の影響もあまり受けておらず、独自の文化や作風を守ってきました。豪華なセットや衣装で繰り広げられる歌や踊り、派手なアクションやラブストーリーで観客を非日常の空間へ誘います。またボリウッド映画の世界進出も進んでおり、イギリスでボリウッド映画を見る、非アジア系の割合も数年前はわずか2%でしたが、現在は10%にまで広がっています。アメリカでもボリウッド映画が興行収入ランキングの上位にランクインすることも増えています」と、ボリウッド映画の現状について説明。初来日となったカビール・カーン監督は、5月に公開を控える自身の作品について「日本の皆さんが持っているボリウッド映画のイメージをいい意味で裏切るような作品になっています。歌や踊りももちろん盛り込んでいますが、今のボリウッド映画は脚本が重要。スパイ映画ならではの、アクション、サスペンス、ラブストーリーなどの要素はもちろん、現在のインドとパキスタンの関係についても描いていますので、最後まで楽しんでもらえるはずです」とアピールした。

ジャンルの多様化や世界進出の成功から、国際的な人気になりつつあるボリウッド映画。4~5月にかけて日本でも公開される最先端のボリウッド映画に注目だ!

【取材・文=関西ウォーカー編集部・鈴木大志】

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