チェン・カイコー監督も太鼓判、安藤政信の中国語!

久しぶりの再会を楽しんだ安藤政信とチェン・カイコー監督
  • 久しぶりの再会を楽しんだ安藤政信とチェン・カイコー監督

安藤政信が、俳優としてひと皮むけた。初の海外進出作となった中国映画『花の生涯 梅蘭芳(メイランファン)』で中国語をマスター、レオン・ライやチャン・ツィイーといったアジアの大スターたちと堂々渡りあった!

本作は、『さらば、わが愛 覇王別姫』(93)のチェン・カイコー監督が、再び京劇の世界を表現した話題作。主演はレオン・ライで、実在の京劇俳優・梅蘭芳の栄光と波乱の生涯を描く。安藤の役柄は、軍への忠誠心と、梅蘭芳への敬意の板ばさみになる日本軍人役だ。

そこで、来日したチェン・カイコー監督と安藤政信に、現場の撮影エピソードを語ってもらった。

アジアに名を馳せるチェン・カイコー監督作ということで、安藤のプレッシャーはいかばかりだったか。「いえ。最初は、まったくなかったです。チェン・カイコー監督からオファーをいただくなんて、正直思ってもみなかったので。僕が断れば誰かがやるのは当然だから、誰にも渡したくないと思いました。だから、オファーをお受けしてから、さて中国語をどうしようかと(笑)」

最初は、吹替えになるかもしれないと言われた安藤。「撮影が始まる前、監督に『中国語の台詞が話せるよう努力するので、もしイケると思ったら僕の声を使ってほしい』と言いました」

実際に監督は、安藤の中国語をどう思ったのか?「実は中国で取材を受けたとき、ある記者が聞いてきたんです。『安藤さんの部分は吹替えですか?』と。そこで『いや、彼の声ですよ』と言いました。きっと彼は、一生懸命努力したんでしょうね」

聞けば、チェン・カイコーの現場では、頻繁に台詞が書き換えられたそうで、その苦労は計り知れない。でも、安藤はきっぱりとこう語った。「そこを困難に感じるのではなく、これは映画が成功するための正しい道だと思うようにしてました。監督にすべてを捧げたかったので」

それに対して監督は「ごめん!って言いながらも換えてました。でも、安藤さんは素晴らしい俳優なので、きっとこなせるだろうと。現にこなしてくれたわけです」とコメント。

さらに監督は、安藤をこう賞賛する。「安藤さんはもっといろんな映画に出たほうがいい。見た目はアイドルみたいですが(笑)、作品をよく見ると、アイドルではなく、演技派の俳優だとわかります」

すると安藤は照れながらも「本当に最高ですね。嬉しいです。今後も海外の作品に怖がらずに、どんどん出ていきたいと思ってます」と力強く答える。

安藤に、海外進出を果たした手ごたえを聞くと「これからですね!」と目を輝かせた。本作で役者として1ステージ上がった彼の今後の動向に注目していきたい。【MovieWalker/山崎伸子】

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