サービス終了のお知らせ
NewsWalkerは2019年3月26日(火)をもってサービスを終了させていただきます。サービス終了後は各レーベルのサイトにて、ニュースをお楽しみください。

エレファントカシマシ宮本浩次ロングインタビュー【4/10 09年3月】

5月〜のツアーでアルバム収録曲を聴けるのが楽しみ!
  • 5月〜のツアーでアルバム収録曲を聴けるのが楽しみ!

(第3回より続く)

―ロックっぽくない。…あの、「昇れる太陽」収録曲に、「音楽」や「メロディ」というキーワードも多く出てきていて、改めて音楽とめぐりあった、邂逅したっていう感じがあるのかなって思ったんですけども…。

「いやでもおっしゃるとおりで、その、YANAGIさんと仕事するのすごく久しぶりだったんですね。一昨年『俺たちの明日』を一緒に作ったんですが、それから1年以上経って、当時よりも『俺たちの明日』がYANAGIさんにとってすごく大切な曲になってきたみたいなんですよ。例えば大学時代の友達から、YANAGIさんて48歳くらいなんだけど、『お前エレファントカシマシと仕事してるのか、デビューんときから俺大好きなんだけどさあ!』とか言われたり、田舎に帰ったらあの曲が流れてて、親戚の人がみんな喜んでくれてたり、そういうYANAGIさんの個人的な経験があって。あとテレビでさ、ほら、『誰も知らない泣ける歌』っていう番組で、すごく大々的に誰かが言ってくれたんだって」

―極楽とんぼの加藤浩次さんですね。

「そうそう、そういうことも、YANAGIさんって素直なストレートな人で、すごくうれしかったみたいなの。僕らが作った歌をみんなが好きになってくれて。だから、1年間経って、“音楽”のおかげで、改めてYANAGIさんとの新しい関係ができたっていうか。そういう感じはします。だって、当時は俺自身もYANAGIさんのこと、そういうふうには思えてなくて。『右脳でものを考えろ』って言われたしさあ。『右脳でものを考えたら殺人事件とかすぐ起きるよ!』とか、そんな話になっちゃったりしてたわけ。最初YANAGIさんと会ったとき」

―そうなんですか(笑)。

「そう。なんか『左脳で考えてる』とか言って。YANAGIさんが俺を理屈っぽいって思ったらしくて」

―どっちがどっちなんでしたっけ?“理屈”が左脳なんでしたっけ。

「知らないんですよそれは。だから『右脳の意味がわかんねーな』とか言って。で、『右脳で考えてください宮本さん、もうちょっと右脳で!』みたいに言われて、『右脳と左脳どう違うんだ! それに右脳でって言うなら殺人事件とかそういうふうになるじゃないすか!』って言ったら、『あ〜!そういうふうに考えちゃったかあ!』って頭抱えてて」

―ハハハハ!

「だからすごくイイ人なんですよ、YANAGIさんて(笑)。ストレートで。いま思えば『右脳で考えろ』っていうのはさあ、難しく考えないでもうちょっと普通に考えたらどうですか物事を、っていうアドバイスだったわけですよね。でもやっぱ俺だと、『殺人事件とか起こすのか!』みたいな話になりがちじゃないですか(笑)。あと、石くんを怒鳴らないほうがいいとか、そういうこともちゃんと言ってくれる人で。だから、人としてすごくステキだな、そういうことを言える人なんだなって思ってはいました。でも何しろそういうふうに、右脳だ左脳だ言いながら『俺たちの明日』を作ったんで、YANAGIさんはものすごく、苦労したんじゃないかと思うんです。だって、(ローリング・)ストーンズとかもほとんど聴いたことなかったのに、エレファントカシマシはロックバンドだからって、ストーンズばっかり聴いてねぇ。すごく研究熱心な人で、また、“思い”を音で返してくれる人なのね。まあこれからもやっていくから、あんまりおおっぴらで言うことじゃないのかもしれないけど…。それから年月が経って、今回すごく久しぶりに一緒に曲を作るんで、去年の夏にスタジオに挨拶に行ったの。たぶん7か月ぶりくらいの再会だったわけなんだけど、そしたら俺のこと見てすっごく、もう顔を高潮させて喜んでて。俺も久しぶりに会えてうれしくて。1年かけて何かが育ってたんですね、お互いに(笑)。そういう、“2人の思い”って言っちゃあ変なんだけど、いろんなことがあって『絆』っていう曲はできたと思うんだよね。タイミングなんだよね。そもそも『俺たちの明日』はユニバーサルに移ったときの第1弾の、大事なシングルだったから。そういう不思議なめぐりあわせってあるじゃないすか、縁」

(第5回に続く)【シュシュ編集部/滝本志野】

キーワード

[PR] おすすめ情報