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エレファントカシマシ宮本浩次ロングインタビュー【5/10 09年3月】

(第4回より続く)

―“縁”。

「そう。『相棒』の映画だって、俺、ほんっとに乃木神社で水谷(豊)さんと寺脇(康文)さんがロケしてるとこにたまたま通りかかったりしてたから。まったく偶然、半年くらい前に。そしたら今回、主題歌の話が出てきて、で、映画のスタッフにあてて一生懸命手紙書いたんですよね、俺がさ。そしたらすごく喜んでくれたみたいなんだよ。そういうのもすごくうれしかった。とりあえず書いた甲斐はあるじゃん、喜んでくれてるっていうのはさ。そういう、いろんな流れ、縁があってできたんだと思う。急に何かが“成る”わけじゃなくて」

―なるほど、そうするとやっぱり、“調子がいい”、ですか。

「いや、YANAGIさんや、人と仕事をする喜びなんだと思う。自分はやっぱり歌手だから、好まれてなんぼっていうか、変な意味じゃなくて、乗せられると楽しいわけですよ。ちょっとオヤジっぽいけど。そりゃふだん生きてるときは道徳だって世間の目だってあるんだけど、自分が歌うときはさあ、『宮本くんの歌はすばらしいんだ』っていうふうに思ってくれて、そういう環境を作ってくれたら、気持ちがいい。やっぱり、恥ずかしいけど、ほめられたいし、愛されてレコーディングしたいんですよ。だから、会いに行ったら喜んでくれて、僕もうれしくて、っていう環境のおかげだと思う。そういう環境で歌ってるから、そりゃ作業も早いわな、みたいな」

―いつもバンドを背負っている重圧があるから、っていうのもあるんですかね。

「いや違う違う、メンバーからも愛されてる。一緒です。メンバーの場合はお互いさまで、ちょっと目先が違いますけど。あ、プリンスが同じこと言ってたの。『愛されてないとなかなかレコーディングできないタイプだから』って。プリンスと自分を一緒にしてって意味じゃなくて、そこに関してはすごく共感したんですよ。やっぱり自分が、いい気持ちで仕事したいんですよね、当たり前のことなんだけど。でも、誰でもそうだと思う。上司でも同僚でも。俺会社入ったことないからわかんないけどさ。でも、いいヤツだとうれしいじゃん? なんか」

―はい、そうなんです。

「ええ、きっとそうですよね。ちょっとほめられたりするとさあ、頑張っちゃう!とかあるじゃん。それだけで楽しくなったり、ちょっと救われちゃう、みたいな。そういうのに近いですよ。今回は『絆』も『昇れる太陽』も、俺だけじゃなくみんなにとってそういう環境を作れた、そういう雰囲気になってたと思う。プロデューサーも、メンバーも、エンジニアの人も、みんなが全体を作ってて、一つの方向に向いてるっていう。なんか、エレファントカシマシが“増えた”感じがします。レコード会社も含めて」

―それが曲にも現れた。

「と思います。4人だったのが、仲間がたくさん増えた感じがする、お客さんも含めて。変に言っちゃうと口はばったくなっちゃうんだけど」

(第6回に続く)【シュシュ編集部/滝本志野】

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