サービス終了のお知らせ
NewsWalkerは2019年3月26日(火)をもってサービスを終了させていただきます。サービス終了後は各レーベルのサイトにて、ニュースをお楽しみください。

エレファントカシマシ宮本浩次ロングインタビュー【10/10 09年3月】

(第9回より続く)

―ユニバーサル時代っていうことですか?

「そうですね、出会った人たちや、会社っていうものの全体像も、…昔よりわかるから言えるんだけど、すごくラッキーだったと思う。蔦谷さんとか、YANAGIさんも亀田(誠治)さんも、みんなが明るいココロで、いい歌を作りたいっていうことで一致してるわけですよ。さあ、どうやってやろうか!みたいなさ。例えば、今回『ジョニーの彷徨』は僕は打ち込みにしたくて、僕が打ち込みでやるのはそれはそれで成立するけれども、こん〜なに“幅広い”『ジョニーの彷徨』にはならなかったと思うんだ。もっと局限化されたものになったと思う。プロデューサーの蔦谷さんが、どれだけ努力して僕の言ってるニュアンスを理解して、形にしてくれたか…。つまり、“餅は餅屋”感、“役割分担”ですよね。それぞれがそれぞれのポジションで、僕は精一杯歌と歌詞をやって、リズムとか全体の肉付けを蔦谷さんやYANAGIさんがさらに細かくやってくれて。『絆』ならコードの展開、トラックの、プログラミングっていうのかな、それをYANAGIさんがやってくれて歌もすごく歌いやすかった。そういう“役割分担”…って言うとわかりやすすぎちゃうんだけど。それはマンションの管理人さんが窓をキレイにしてるだけで、なんか気持ちいい、何やってるかわかんないけど“なんか”気持ちいいっていうことと同じで。だから“餅は餅屋”感でやっていけたらいいなと思うんです。ま、なかなか難しいですよ? 逆に固定化して、士農工商になったら、武士は武士、農民は一生農民で、みたいな話になって、それは違うんで、自分の形にしていく、“辿りつく”っていうのは難しいんですけど。はい」

―きっと、他人に依存すると不幸なんですよね。依存せず、己のやるべきことを集中してやる、ということが人を幸せにする…。

「うーん、“依存する”ってこともあっていいのかなって思うんですけどね。もしかすると“恋人”に100%依存するのはよくないかもしれないけど…。ま、友人、友情でも、僕なんかはすぐ人に頼っちゃうほうだから、バンドにもたぶん依存してると思うし。そればっかりになっちゃうとアレですけど。でも、例えば、これまでは歌のトラックを全部自分で選んでたけど、今回YANAGIさんや蔦谷さんに、選ぶのを任せちゃったんですね。それは一種の、ゆだねる、預ける、ということで。あ、“依存”ではないのかな、でも、自分のやるべきことはやった、あとは預けるっていう、そういうことはあっていい」

―いろんな苦労はあるけど、やるべきことをやるしかない。

「行くしかないんですよ。『昇れる太陽』に2回くらい出てきますが、『Sky is blue』で“「魂を引きずりまわせ!」”って歌ってて、『to you』でも“引きずり回して進め!”って言ってるんですけども。悩みとかいろんな“想い”を持ってはいるけど、そのまま進む、進んでいこうってことだと思う」

―そうすれば、『あの風のように』の“一、二、三で目覚めはじけ”るかもしれない。…あそこもすごく好きなんですけども。

「はい、ええ。もう、日々の重いものを放っておいて、進んでいこうと。“結局”明日は来るんですから」

【シュシュ編集部/滝本志野】

キーワード

[PR] おすすめ情報