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椎名桔平、G・オールドマンとの共演で得たもの

無口でクールな殺し屋を演じ新境地を開いた椎名桔平
  • 無口でクールな殺し屋を演じ新境地を開いた椎名桔平

椎名桔平主演の『レイン・フォール 雨の牙』は、ジェイソン・ボーンに引けを取らない凄腕の暗殺者が登場するハードボイルド・アクションだ。暗殺者ジョン・レインを椎名桔平が演じ、その相手、彼を執拗に追いかけるCIAのホルツァーを演じるのは、なんとあのゲイリー・オールドマンなのだ。いったいどんな内容になっているのか、主演の椎名にインタビューを敢行した。

「昔は日本映画にもハードボイルドな作品は数多くあったけれど、今は少ない。だからこそ、ジョン・レインという役をやってみたかった。日本映画ではあるけれど、監督はオーストラリア出身。彼らと一緒に、自分たちとは違う目線で(東京という街を舞台に)描くサスペンス・アクションを作る、そこにはきっともの凄い面白さがあると思ったんです」

元米軍特殊部隊員で、何の痕跡も残さずに標的を自然死させる暗殺者を演じるにあたり、椎名桔平は護身格闘術クラブマガのトレーニングを積み、難しいアクションに挑んだ。また、内面的な役作りとしては、主人公の“孤独感”を大切にしたのだと言う。

「ハードボイルドの主人公はこれまでにもいくつか演じてきている。それらとジョン・レインとには類似点があると思ったんです。ヤクザ映画では、組から抜けた一匹狼のような男を演じたこともあるので(笑)。ただ、今回はちょっと世界が違うというか……日系アメリカ人で、英語が話せて、彼を狙っているのがCIAで、とにかくワールド・ワイド。そのなかでジョン・レインという男をどう演じるか──で、僕は孤独が彼を支配しているように感じた。だから、孤独をまとって生きてきた男、そういうところを意識して演じました」

ちなみに、原作者バリーとジョン・レインの共通点は、ジャズ、柔道、シングルモルトウィスキー、美的感覚だそうだが、演じた本人はどんな所に男の魅力を感じたのだろう?

「自分の演じている役柄の魅力って、意外と見つけにくいものなんです。というのは、演じる前は、“この男はこういう男かな?”とか、いろいろと思いを巡らすけれど、実際に演じている時は自分の肉体と声と感情を使っている。他人(キャラクター)を演じているけれど、どこかに自分自身がいるんです。なので、男として惹かれた部分というのを答えるのはちょっとこそばゆいですね(笑)」

そして、ゲイリー・オールドマンが日本映画に出演していることについては「ありえないこと」「多くの刺激をもらった」と、言葉に力が入る。もちろん、後半に用意されている、ジョン・レインとホルツァーとの対峙シーンは緊迫感漂う、見ごたえある1シーンだ。

「ゲイリーにとって、日本映画に参加しているという意識はなかったようです。出演を引き受けたからには全力でぶつかってくる人で、どの瞬間も真剣に演じていましたから。彼の真剣さが周りを引っ張っていくんです。対決シーンでは、ゲイリーの真骨頂を垣間見ました。気持ちの流れが止まらないというか、身体の動きがないシーンでも常に心は動いている、とても自由な演技を見せてもらいました。彼との共演は僕の今後の俳優人生の糧になると思います」【ライター/新谷里映】

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