短水路で北島康介の記録を塗り替えた新星! 立石諒選手インタビュー(2)【本誌連載の拡大版】

いまは藤沢のプールと大学のプール、両方で練習しているそう
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――水泳を始めたきっかけというのは。

「水が好きだったということもあるんですけど、趣味で水泳をやっていた祖父に『水泳に行ったらどうだ』と言われたのがきっかけです。おそらく4歳ぐらいの時ですね。僕は藤沢市で生まれたんですけど一度離れていて、始めたのは福島のスイミングスクールでした。藤沢市に戻ってきたのは小学校4年が終わってからですね」

――泳法には自由形、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎと4種類ありますけど、その中から平泳ぎを選んだのは。

「初めて平泳ぎを泳いだ時に、その時に指導していてくれたコーチが『すごくいい』と言ってくれて。そこからずっと平泳ぎですね。よく覚えてないんですけど、確か小学校1、2年生のころだったと思います」

――最もテクニックを要する平泳ぎが一番難しい、ともいわれていますよね。

「そうなんですけど、当時はまだ小さかったので力づくで泳ぐクロールとか…力づくと言ったらすごく失礼なんですけど、要は精いっぱい力を出して泳ぐことが得意ではなかったので、ある程度力の抜き加減で速さの変わる平泳ぎが楽しいな、と思ったのかと(笑)。難しい部分も足りない部分も、まだまだいっぱいありますね」

――アテネ五輪の時に北島選手が2冠を達成する勇姿を見て、一時期、泳法を変えたとか。

「ちょうど伸び悩んでいた時期だったので…でも、無理でしたね。身体的な違いもありましたので。僕はとにかく細かった。太らないですし、筋肉も付きにくかったので。とてもじゃないですけど北島さんの泳ぎは難しかったですね。すぐにそれまでの泳ぎ方に戻しました」

――ウエートをやっても筋肉がつかないんですか。食が細いとか。

「いまはだいぶ…まだ細いと言われますけど、筋肉はだいぶ付いてきたかなと思います。ウエートトレーニングも本格的に始めたことで少しずつ筋肉が付いてきているんですけど、少し練習を抜いてしまうとすぐに落ちてしまう。運動しないと、練習がないと食べない方ですね。もともとは200mの方が得意なんですけど、ウエートトレーニングの成果もあって少しずつスピードが出てきたので、100mもだんだんと代表圏内が視野に入ってきました。世界選手権はもちろん両種目で代表を狙います」

――ちなみに、いまの体のサイズは。

「1m82の68kgですね。中学の時は1m48だったんですけど、身長の伸びはほとんど止まりました。でも、体重をどれだけ増やそう、ということは考えていません。うまく自分の泳ぎにつなげていけられるような体作りができたら、と思っています。泳ぎが崩れない程度の筋肉をつけられればいいかなと」

――(スピード社のレーザーレーサーが話題になりましたが)短水路の日本選手権ではデサントの水着で出場しました。

「どの水着で出るかは、その時々の状況に応じて変えていこうと思っています。水着選びもまた難しくて、ホントに集中して試合とかで泳ぐ時でしか効果が感じられない。どれが一番体に合っているかわからないので、これからも試行錯誤してやっていくことになるかと思います。でも、世界選手権うんぬんよりも、まずは日本選手権に集中しないと。代表権を獲得しないことには何も始まらないので」

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