吉永小百合、引退について言及!「映画が大好き。できる限りこの世界で」

吉永小百合、初プロデュース作品の快挙に笑顔!
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吉永小百合が初めて企画も手掛けた主演作『ふしぎな岬の物語』(10月11日公開)が第38回モントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査員賞の2冠を達成。9月16日に東京国際フォーラムで受賞報告会見が行われ、トロフィーを手にした吉永が「(モントリオールへの)出発の日に米倉斉加年さんが亡くなられたことを伺った。米倉さんにご報告したい」と本作で共演し、8月26日に80歳で急逝した俳優・演出家の米倉に受賞の喜びを捧げた。

日本映画が最優秀作品賞に次ぐ賞の審査員特別賞グランプリを受賞するのは、『わが母の記』(原田眞人監督)以来、3年ぶり史上5作品目。エキュメニカル審査員賞は『長い散歩』(奥田瑛二監督)以来8年ぶりの受賞となる。会見には吉永をはじめ、阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶、成島出監督が出席した。

現地には、阿部と2人で出席した吉永。「東京からすごいパワーで応援してくださった」と現地に赴けなかったスタッフ、共演者陣にも感謝しきり。初めてプロデュースも手掛けた作品となったが、「新米のプロデューサーです」と照れ笑いを浮かべ、「周囲の皆様に助けていただいた。こんなに幸せで良いのだろうかと思っています。皆様の心に温かく届くものにしたいと願いながら、撮影現場にいた」と込めた思いが世界に届いたことに、感無量の面持ちだった。

阿部は「この人のために最大限の力を出していこうという空気に包まれていた。プロデューサーとしても女優さんとしても素晴らしい先輩の後ろ姿を見られた」と吉永が中心となって引っ張った現場を述懐。笑福亭鶴瓶は、「受賞の瞬間にタモリさんから電話があった」と告白。「留守電に入れるような言い方で『おめでとうございます』と言って、それで切れた。吉永さんとの映画で賞を獲ったからね。よっぽど怒っているんだろうなと思った」とサユリストで知られるタモリから嫉妬を受けたことを明かし、会場の笑いを誘っていた。

最後には、今後について聞かれた吉永が「その日、その日を一生懸命生きているということしかない」とコメント。「もう少ししたら、足腰も衰えて、セリフもしゃべれなくなるかもしれない。その時は引退するしかない」と引退について言及しながらも、「でもあまり決めないで、映画が大好きなので、できる限りこの世界でやっていきたいと願っています」と映画への愛を語り、会場からも大きな拍手がわき起こっていた。【取材・文/成田おり枝】

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