【その1】【10/5~15大阪公演】ミュージカル「ファントム」がまもなく上演! 主演の城田優&山下リオに直撃!

山下リオ(左)と城田優(右)
  • 山下リオ(左)と城田優(右)

2008年・2010年と、大沢たかお主演で上演された「ファントム」がキャストを一新、新演出で登場する。怪人ファントムの人間像に焦点を当て、究極の愛をドラマチックに描くミュージカルだ。主演は、今やミュージカル界を牽引する俳優に成長した城田優。イェストンの美しい楽曲を、定評ある歌唱力で魅力的な歌声を響かせる。ヒロインには、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」や「A-Studio」に出演している山下リオ。オーディションで選ばれ、今作が初舞台。

稽古が始まったばかりの夏、2人揃ってキャンペーンに来阪。まるで劇中のファントムとクリスティーヌのように、初々しいリオちゃんを力強くリードする城田くん。2人が舞台への思いを語った。

Q:「オペラ座の怪人」は、エリックという名前だったんですね。

城田:この「ファントム」は、「オペラ座の怪人」のエピソードゼロ的な感覚がありますよね。ボクは、このモーリー・イェンストン版、アンドリュー・ロイド=ウェバー版、ケン・ヒル版と、もろもろ観てますが、怪人の人柄や過去、心の揺れ方とかが描かれているのは、この「ファントム」が一番かなって思います。なぜ彼がこうなったのか、なぜ彼女がこうだったのかとか、いろんな過去のしがらみまでタイムスリップして演じるわけですから、すごく深いですよね。ヒューマンドラマです、ほんとに。だから、お客さんも、よりファントムやの父親のキャリエールとかに、共感していただけると思います。

Q:「オペラ座の怪人」の舞台は観たことがありましたか?

山下:この前、ブロードウェイでロイド=ウェバー版の「オペラ座の怪人」を観ました。セットに関しては圧倒されました。ただ物語に関しては英語がまったくわからないし、有名な曲は聞いたことがあるぐらいで…。私は今回、ほかの作品や前作の「ファントム」、映画も見てないんです。今は、いただいた台本をなんの先入観もなく、純粋にクリスティーヌを読みたいと思っています。

Q:マジメですね、彼女。

城田:マジメです、非常に向上心もありますし。なるべく自分の感覚を信じて、自分の感性でやりたいとボクも思うタイプです。それを信じて行けば、確実に素晴らしいクリスティーヌ像ができるとボクは信じているので、ぜひそのままいってほしいですね。

Q:新しい「ファントム」を観せてもらえる?

2人:そうですね、はい、ほんとに。

Q:山下さんは、クリスティーヌと同じ気持ちじゃないですか?

そうですね、ほんとに! 運命的だなって思います。クリスティーヌという役と出会えたこともそうですし、私自体も初舞台なのでリンクする部分がすごく多くて、感情移入しやすいですね。

Q:城田さんはカッコいいのに、マスクで顔隠すなんて…。

城田:ボク自身は過去、自分の顔が嫌いで、コンプレックスだったんです。幼少期をスペインで過ごしていた時は、同級生とかに「外人、外人」って毎日のように言われ続けて。で、日本に帰ってきたら、また「あ、外人だ」って。だから子供の頃、どっちに行ってもボクは外人なんだっていう思いをしていたので、自分の容姿が好きじゃないんです。10代になって、芸能界を目指してオーディションに行くと、「う~ん、カッコ良すぎるんだよね」って、落とされる。だから、当時のボクにとって“カッコいい”って、全然ほめ言葉じゃなかったんですよ。コンプレックスの傷に、さらに塩を塗るみたいな感じの意識でした。「顔の彫が深すぎるからさ」とか、「背が高すぎるんだよな」とか、大人たちの容赦ない言葉がグサグサって。それがずうっと続いてました。ボクは無理なんだって挫折したり、泣きながら帰ったりしたこと、たくさんあったんです、少なくとも20才ぐらいまでは。だから、エリックが顔をマスクでずっと隠していたくなる気持ちは、わからなくはないんですよ。それでやっと、ほかの人たちと同じレベルに立てるという思いがあるんだろうなと思いますね。

Q:へぇ~って感じですよねぇ。

山下:人それぞれ、コンプレックスがあるんですね。

Q:今はどうなんですか?

城田:ミュージカルをやり始めた10代の後半から、だんだん「城田君は舞台映えするよね」って言われ始めて。そこから、彫が深い顔とか身長が高いこととかが、舞台では武器になるんだと気付いて。ここ何年かで自分の中でも、これは個性としてすごく生きるんだなって思い始めて、精力的にミュージカルをやらせてもらうようにしたんです。

※【その2】に続く

【取材・文=ドルフィン・コミュニケーション】

PROFILE●城田優 1985年12/26、東京都生まれ。2010年、ミュージカル「エリザベート」のトートを史上最年少で務め、芸術祭新人賞を受賞。翌年、「ロミオ&ジュリエット」に出演、2013年の再演でロミオとティボルトの2役に挑み、話題に。現在は、テレビドラマ「GTO」(毎火22:00~、関西)に出演の他、2015年放送のドラマ「○○妻」(日本テレビ系)にも出演が決まっている。
PROFILE●山下リオ 1992年10/10、徳島県生まれ。2007年に“三井のリハウス”の12代目リハウスガールにえらばれデビュー。翌年から、映画やテレビに数多く出演。昨年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」にはGMTのメンバーとして出演。現在は、「A-Studio」(毎金23:00~、毎日)の6代目アシスタントMCとして出演中。

■STAGE
「ファントム」 
日時:10/5(日)~15(水) 
会場:梅田芸術劇場メインホール
原作:ガストン・ルルー/脚本:アーサー・コピット 
作詞・作曲:モーリー・イェンストン/演出:ダニエル・カトナー  
出演:城田優/山下リオ/日野真一郎(LE VELVETS)/三上市朗 コング桑田 池下重大 大山真志/マルシア/吉田栄作/ほか
価格:S席13,000 A席9,000 B席5,000
問いあわせ:会場(06・6377・3800) 

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