春になると、つい眠たくなるのはどうして?

重要な会議で思わずウトウト…。あなたも経験ないですか?
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気温もぐっとあがり、20度以上の陽気が続く今日この頃。ぽかぽかの日差しを浴びて、ついウトウト…ってことも多いはず。電車はもちろん、昼休み後の仕事など、睡魔に襲われて全然集中できません! 春になると頻繁に起こるこの現象を、足利工業大学睡眠科学センターの小林敏孝教授に聞いてみた。

どうして春は眠くなるのでしょうか?

「一般的に20度前後の気温が、人間にとって一番快適な気温なんです。冬の寒さに緊張していた体が春の暖かさによってリラックスし、眠気を誘発するのでしょう」

なるほど! つまり寒さから解放された人のほとんどが春には眠くなると考えていいんですね。

「いいえ! 春に眠くなるのは“睡眠不足”の証拠。日本人、特に都会で働くサラリーマンは睡眠時間が少ないのと言われています。電車でウトウトしている人は睡眠不足といって間違いないでしょう」

記者は女性ですが、電車で眠りこんでしまうこともしばしば。それでは健康のためには、睡眠時間はどれくらいとればいいのでしょうか。

「人によって違いますが、最低でも6時間といわれています。ビジネススタイルが確立されたヨーロッパ諸国のサラリーマンは、平均で8時間前後は寝ています。寝不足を解消することで仕事効率もあがると言われています」

寝る前についついテレビやパソコンをつけてしまう現代人にとって、6時間の睡眠を毎日とるのはキツイ気もするが…。せめて眠るときはぐっすり寝たい! よく眠れる方法はありますか?

「手足や顔を温めると血管が広がり、体内の熱が逃げて体の芯の温度“中枢温”が下がるんです。この中枢温が急激に下がるほどよく眠くなると考えられています。」

いい睡眠をとるには、体を温めて体の芯の熱を発散させて中枢温を下げるのがポイント。寝る1、2時間前に入浴をしたり、ふとんを温めておくのが有効なのだとか。これで今日からぐっすり寝れて、満腹の午後にウトウトすることもなくなるはず。

「ただ、食事をすると脳の温度が一時的に上がり、急激に下がります。この温度差で昼食後の午後はウトウトしてしまうんですよ。仕事を効率よくしたいなら、昼はサンドイッチを軽くつまむだけにしてみてください。脳の温度があがりすぎず午後はバリバリ仕事ができるはずです」

春、ウトウトが続くようならそれは体からの“疲れ”のサイン。6時間以上の睡眠と軽めの昼食に切り替えて、効率よく“デキる人”に変身してみては。 

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