アフター5にわざわざ出かけたくなる「大人のリアル宝探し」とは?

2011年頃から各地で「リアル宝探し」のイベントが目立つようになった
  • 2011年頃から各地で「リアル宝探し」のイベントが目立つようになった

近年、クイズ番組や推理ゲームでは飽き足らず、アフター5や週末にわざわざ「謎解き」に出かける大人が後を絶たないという。イベント内容もさまざまで、美術館を舞台に謎解きをする本格的なボードゲームなど、映画さながらの“大人の謎解きゲーム”が人気だ。なかでも、動きまわることなく卓上で謎解きに専念する“超難問化したリアル宝探し”が話題になっているというので、現場に潜入してその実情を探ってみた。

2004年に放送開始した「run for money 逃走中」をはじめ、2000年代にミッションクリア型のバラエティ番組が急増。そのスリリングな感覚を誰もが気軽に味わえるアトラクションとして、全国的に「リアル脱出ゲーム」が広まった。2012年には富士急ハイランドで迷宮アトラクション「絶望要塞」がオープンするなど、各テーマパークがこぞって参入。また一方で、じっくりと謎を解く醍醐味を堪能できるイベントとして、ファミリー層を中心に注目を集め、ジワジワと人気を広げてきたのが「リアル宝探し」なのだ。そう、一見同じような「謎解き」イベントでも、実は方向性がかなり違うのである。

その“謎解きゲーム”のブームを定着させた「リアル宝探し」は、謎が隠された地図を頼りに観光地やテーマパークで宝物を探す参加型のイベント。2003年に設立されたリアル宝探し“タカラッシュ!”を手掛ける「ラッシュジャパン」によると、2011年頃から一気に参加者が増え、2013年は全国100エリアで参加者が100万人を超えるまでに成長。観光や買い物と一緒に楽しめる気軽さがライト層にも受けて、一躍、謎解きイベントの定番に。正解率は概ね2~4割と、大人が本気にならないと解けないような難易度設定もリピーターを増やしている秘訣だ。

さらに、没頭しやすい世界観があるのもブレイクの理由だろう。実施場所の地形、歴史、キャラクターの特徴を生かしたリアルな設定はもちろん、近年は「宇宙兄弟」など人気アニメとのコラボ企画も豊富。なにより、100万円を超える賞金を獲得できるイベントだってあるのだから、まさにトレジャーハンター気分をモロに味わえてしまうのだ。

また、ファミリーが最大のターゲットながら、最近注目されているのが大人向けの超難関イベント。例えば、7月からスタートした「タカラッシュ!調査団と悪魔の森の黄金ドクロ」は、卓上での謎解きに特化した室内型イベントだ。リアルな地図、暗号、任務の設定などの世界観はそのままに、まるで司令室のような空間で謎解きに没頭できるのだとか。そこで、ド素人3人の記者が同イベントに潜入してみた。

ゲームの舞台となるのは、「悪魔の森」と呼ばれる架空の場所。参加者の任務は、暗号解読班として地図のどこかに眠っている宝物「黄金ドクロ」の在り処を見つけること。手元の資料を頼りに怪しい場所を指定する「調査依頼」のチャンスが8回あり、正解すると真相に迫るためのヒントやアイテムを入手できる。実際にやってみると、「資料に記された暗号の数が多いし、8分おきに調査依頼タイムが訪れるし、進行役の班長がハイテンションで声をかけてくるし、時間が経つごとにテンパってくる!なんなんだ、この臨場感は!」といった感想が聞こえてきた。

「僕はこっちの暗号に挑戦します」「ここ怪しい、調べて」「わかった!」と、気づけば仕事でも見せたことのない集中力と連携プレーを発揮していた記者3人。班長から大サービスで重要なヒントをもらいつつ、次第に「黄金ドクロ」の場所が浮き彫りになってきた。仲間と一緒に真剣に謎を解いていくことで、まるで映画やドラマの登場人物になったような感覚を味わえる。結局、最後に仕掛けられた罠にハマって、任務は失敗。まんまと“してやられた”ワケだが、初体験で惜しいところまで進めたという達成感が大きく、不思議と清々しい気分に。

そもそも、実在する観光地や商業施設で謎解きを体験できることで人気を得た「リアル宝探し」。今回のような架空の世界が舞台の「室内型」のイベントでも、綿密に作られた地図、資料、経験豊富な個性派スタッフたちの力で参加者は自然と引き込まれてしまうのだ。広大なフィールドを歩き回る必要がないため、ケガの心配も一切なし!宝探しの醍醐味を手軽に堪能できるため、謎解きマニアはもちろんビギナーにもぴったりのイベントなのである。さあ、全国のミドルエイジたちよ、変わらない日常に刺激が欲しいなら、今すぐ冒険の準備を始めるべし!【東京ウォーカー/記事提供=週刊ジョージア】

※記事の内容は、無料スマホマガジン「週刊ジョージア」から一部抜粋、再構成したものです

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