英国メディアも高倉健を追悼、「不器用な男ですから」の説明も

海外でも高倉健の訃報が大きく取り上げられている。写真は『駅 STATION』(81)
  • 海外でも高倉健の訃報が大きく取り上げられている。写真は『駅 STATION』(81)

英国でも高倉健の訃報が続々と報道されている。BBCニュースのサイトは日本人俳優の訃報にしては異例の長文記事を掲載し、「彼は日本のクリント・イーストウッドとして知られていた」と書いた。

高倉健は暗い影のあるストイックなキャラクターを演じることで有名で、多くの仁侠映画やアクション映画に出演したと書き、『幸福の黄色いハンカチ』(77)や『鉄道員(ぽっぽや)』(99)のようなヒューマンドラマにも出演。後者ではモントリオール世界映画祭で主演男優者を受賞したことにも言及した。

さらに、BBCは笹野高史の「共演の夢がかなわなかった」というツイートや、浅野忠信の「本当に悲しい。ありがとうございました」という追悼の言葉を取り上げ、高倉健を象徴する言葉として「不器用な男ですから」を「I'm an awkward guy.」と訳して紹介し、出演した保険会社のCMで流行した言葉だったと解説した。

ロイターは高倉健を「日本のタフ・ガイ俳優」と表現し、英インディペンデント紙は「彼はストイックな役柄を演じることで知られていた。彼が日本の大衆に愛されたのは、弱者や貧しい者の代わりに権力者と戦うヒーローのイメージがあったからだ」と書いた。

また、ガーディアン紙は、『フェイス/オフ』(97)や『ミッション:インポッシブル2』(00)のジョン・ウー監督が高倉健の大ファンだったことを挙げ、同監督の『男たちの挽歌』(86)の主役マークのキャラクターについて「僕のアイドルたちの要素をすべて入れた。クリント・イーストウッド、スティーブ・マックイーン、アラン・ドロン、そして高倉健」と語ったことがあると報じた。

デイリー・メール紙電子版は、『ブラック・レイン』(89)で高倉健と共演したマイケル・ダグラスがロサンゼルス空港を歩いている姿を掲載し、「高倉健の死去を知らされたせいか、暗い顔をして携帯で話し込んでいた」と書いている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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