第87回アカデミー賞ノミネート直前予測【主演男優賞編】

マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)
  • マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)

11日(現地時間)に発表された第72回ゴールデングローブ賞(以下GG賞)の結果は、有力作品が刻々と変化していることを物語っていた。1月15日(現地時間)のアカデミー賞ノミネート発表を直前に控え、今年もindiewire.com、goldderby.com、awardscircuit.comなどの分析結果をもとにノミネート予測をまとめてみた。

今年は早い時点から、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(15年4月公開)のマイケル・キートンが主演男優賞候補として最有力視されていたが、イギリス人天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じ、GG賞のドラマ部門で主演男優賞を受賞した『博士と彼女のセオリー』(3月13日公開)のエディ・レッドメインがここにきて肩を並べつつある。

オスカー会員はドラマ、そしてイギリス映画がお好みとあってエディの方が条件的には有利だが、ベテラン俳優にして、作品さながらに復活を遂げたマイケルに軍配が上がる可能性も高く、2人の一騎打ちが予測されている。

ほかの3席については、勢力図が激変しているようだ。『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』(3月公開)のベネディクト・カンバーバッチが最有力視されているほか、同じく歴史上の人物を演じている『Selma(原題)』のイギリス人俳優のデヴィッド・オイェロウォ。

そしてGG賞のドラマ部門にもノミネートされた『Nightcrawler(原題)』のジェイク・ギレンホールが、後半戦で一気に有力候補者に躍り出た。オスカー会員が好まないスリラーで、無慈悲ともいえる人物を演じたジェイクだが、自らの決断で14キロも痩せて、変わり果てた形相で役作りに挑んだことが高い評価に繋がったようだ。

一方で、アメリカの三大財閥デュポン家の故ジョン・デュポンを演じた『フォックスキャッチャー』(2月14日公開)のスティーヴ・カレルは、評価こそ高いが、コメディアン嫌いのオスカー会員が、過去にすべての賞を受賞していたエディ・マーフィを選ばなかったことは有名な話で、ジェイクの存在とともに危うい立場に立たされている。

他には『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)のレイフ・ファインズ、『アメリカン・スナイパー』(2月21日公開)のブラッドリー・クーパーらが追い上げており、今後も最後の1席を巡る熾烈な闘いが展開されそうだ。

第87回アカデミー賞は、2月22日(現地時間)にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。【NY在住/JUNKO】

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