【1/31(土)公開】映画「マエストロ!」で若きヴァイオリニストを演じた主演・松坂桃李に直撃!

「クラシックの世界っておもしろいんだな、って感じました」
  • 「クラシックの世界っておもしろいんだな、って感じました」

不況で解散した元名門オーケストラに突然、再結成の話が舞い込んだ。しかし、楽器の手入れもままならないメンバーの元に現れたのは、経歴も素性も一切不明な指揮者。問題だらけのメンバーは、1か月後の復活公演で奇跡の音を奏でられるのか?

期待の高まる映画「マエストロ!」にて主演を務める若き実力派俳優・松坂桃李。最年少でコンサートマスターに抜擢された若きヴァイオリニスト・香坂真一を演じた彼に本作への思いを聞いた。

――松坂さん演じる香坂真一とはどういった人物ですか?

松坂「香坂をひと言で表すなら、青い炎を静かに心の中でメラメラと燃やしていた男、です。“この世で最も美しいものは音楽だ”って言いきってしまうほど、音楽に対する熱意が燃えたぎっているんです。燻っているところから一気に着火するまで、長い間感情を抑えられるのが長所でもあり、短所でもあります。でも、彼の求める演奏ができるまで、一筋縄ではいかない心の葛藤があるんです。新たなステージに立つために父のテーマ曲を弾くシーンがあるので、音に込められた思いが伝わればうれしいですね。彼と出会ったことによって僕もクラシックのおもしろさを知ったので、感謝しています」

――ヴァイオリンの練習はされましたか?

松坂「撮影に入る1年くらい前からヴァイオリンを渡されて、そこから猛練習しましたね。『運命』と『未完成』は、撮影時にはバッチリでした。父のテーマに至っては弾くパートじゃないのにアドリブで弾ける、みたいな(笑)」

――香坂にとってのヴァイオリンのように、松坂さんが昔からしていたことはありますか?

松坂「妄想ですかね(笑)。例えばサッカーで、ワールドカップの出場選手になって、少ない残り時間でゴールを決めて英雄になる妄想。ひとつの漫画ができているというか、ストーリー仕立てにするというか。もちろん今回の現場でも妄想していました。動画サイトにヴァイオリニストが弾いている動画が投稿されているんですが、それを見てると、ものすごく上手なんですよね。当たり前なんですけど(笑)。それを自分に投影して、寝る前とかにその映像を自分にすり替えて、“自分はもう音楽の、というよりヴァイオリン界の覇者だ”くらいのとんでもない妄想をしていました(笑)」

――原作は漫画ですが、撮影するにあたって読まれましたか?

松坂「はい。楽しく読ませていただきました。作品の中では音楽っていうのが日常として描かれているので、音楽を知らない人でも親しみとか距離感を身近に感じられて、クラシックの世界っておもしろいんだなって感じました。初めて真剣に、クラシックというものに触れた気がします」

――あまね役で映画初出演のmiwaさんとの共演はいかがでしたか?

松坂「ただただ凄いなというか。miwaさんの場合は僕と違って、お芝居や楽器のほかに神戸弁の練習もしていましたからね。馴染みのない方言を使いつつ、お芝居をしなきゃいけない。そのうえフルートを吹くという、とてつもないハードな役にも関わらず、見事に演じきっていました。とっても可愛く、いとしいキャラに仕上がっていて、若さがあるとはいえ、難なくやってしまうあの凄さ。本当に天真爛漫というか、あまねというキャラクターを体現してくれましたよね。miwaさんのファンの方にも、そうでない方にも、彼女の今までと違った一面を早く見て欲しいという思いがあります」

――劇中でお気に入りのシーンはありますか?

松坂「やっぱりコンサートシーンですね。本作の目玉ですから。香坂が父のテーマを病院で弾いているシーンも好きです。音と一緒に彼の思いも伝わったらいいなって思います」

――最後に「マエストロ!」の見所を教えてください

松坂「天道徹三郎を演じる西田敏行さんが、指揮の瞬間に放つ尋常じゃない緊張感に、全員がピリっと本番モードに移行し、演奏に入っていくコンサートシーンは必見です。曲者ぞろいのキャスト陣による、強かなお芝居はもちろん、それぞれの扱う楽器のかっこよさも随所で表現されていて心躍りますし、クラシックのすばらしさというのを再確認できます。ぜひ劇場で迫力ある“音”と共に楽しんでください」

【取材・文=リワークス】

■MOVIE
「マエストロ!」
監督:小林聖太郎 脚本:奥寺佐渡子
出演:松坂桃李 miwa 西田敏行ほか
(アスミック・エース/松竹配給)
※大阪ステーションシティシネマほかにて1/31(土)から公開

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