ダメな監督は即解雇!? “映画完成保険”って何だ?

『レインフォール 雨の牙』は、国内初の「完成保険」導入作品
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予算が足りずに泣く泣くお蔵入り――そんな悲劇が今なお続いている日本映画界。だが、映画制作者を救うかもしれない朗報がある。アメリカやヨーロッパではすでに一般的な制度として浸透している、映画の「完成保険」システムが、このたび国内でも導入されることとなったのだ。

その導入第1弾となる作品が、現在公開中の『レインフォール 雨の牙』。具体的にどんなシステムかと言うと、まず、保険会社によって映画の進行スケジュールが徹底管理される。そして、公開後の回収が見込めると判断されれば、予算オーバー時の追加資金を会社が負担してくれるという便利なシステムなのだ。また、この保険が適用されれば、それだけで作品の信用にも繋がり、スポンサーからの投資の可能性もアップ。さらに保険会社の全面協力で、海外に向けてのセールスをバックアップしてくれるなど、うれしい特典が満載という。

しかし、喜んでばかりはいられない。充実のサポートを保証する分、保険会社には絶対的な権利が与えられ、製作進行の妨げになるような問題のある監督は、即解雇という厳しい処分が下される可能性もあるのだ。とは言え、未だに「完成するかどうかは綱渡り」という危なっかしい製作体制が続く日本の映画業界を、この「完成保険」が活性化してくれることは間違いないだろう。【ワークス・エム・ブロス】

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