在庫切れ続々!新型インフルで「マスク」が激売れ

米国NIOSH(労働安全衛生研究所)のN95規格をクリアした、結核菌の院内感染対策用として使われている高機能マスク「N95」
  • 米国NIOSH(労働安全衛生研究所)のN95規格をクリアした、結核菌の院内感染対策用として使われている高機能マスク「N95」

日に日に事態が進み、報道が激化する「新型インフルエンザ(H1N1)」。“何か身近にできる対策法を”という気持ちがあるのか、手軽に身を守る「マスク」が激売れしている。

「通常では、この時期は花粉症も落ち着き、“マスク業界”はオフシーズンに入るんですが、今年は販売店さんから注文が殺到しています」とは、「白元」の広報。特に、同社が発売している高機能マスク「スーパーガードプロ N95マスク」が人気で、新型インフルの報道があった翌日から約2日間で在庫がなくなったという。

「スーパーガードプロ N95マスク」は、1枚800円。マスクとしては高価だが、先週末(4/25・26)には、1日で40個売れた販売店もあったというから驚きだ。

また、「4月の計画値に対して約4倍の出荷になりました」と言うのは、「超立体マスク」シリーズが人気の「ユニ・チャーム」。「まだ想像の範囲ですが、原因は新型インフルエンザの影響だと思います。当社の『超立体マスクシリーズ』は、長時間つけても息苦しくならない上、バリア性も高いので好評ですね」(「ユニ・チャーム」広報)

「“凪”に入るこの時期に、突風が吹いてきた感じ」と、急な市場の動きに“マスク業界”はどこも困惑ぎみの様子だ。

一方、コンビニでも売れ行きは好調だ。「マスクは、例年の2〜3倍売れています。通常はこの時期、沈静化するものなんですが…」とは、「ファミリーマート」の広報。「売れ筋は、やはり“使い捨て型”のマスクだが、これからは、多少値が張っても“粉塵・ウィルス防御機能”を持ったマスクが伸びてくるのではないでしょうか」と予想している。

どうやら、メーカー、販売店とも異例の“マスク特需”を受けている様子だが、この「新型インフルエンザ」にマスクは本当に有効なのだろうか? 国立国際医療センターに聞いてみた。

あくまで“現状では”と注釈の上、「インフルエンザの感染様式は一様なので、通常(季節性)のインフルエンザであろうと、今回の『新型インフルエンザ』であろうと、防御策は一緒です」とのこと。「通常インフルエンザで言われているマスク、石けんをつかった手洗い、人が集まるような所に不要に出かけない、公的な情報を得てパニックにならないこと等が大変重要なことです」

ということで、基本的な“手洗い”“うがい”“マスク”は必須のよう。まだまだ情報が出そろっていない分、不安も大きくなる「新型インフルエンザ」だが、正確な情報を見極めて冷静に対処したいものだ。 【東京ウォーカー/安藤真梨】

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