原恵一監督、杉浦日向子は「絶対に超えられない天才」

『百日紅~Miss HOKUSAI~』の原恵一監督
  • 『百日紅~Miss HOKUSAI~』の原恵一監督

浮世絵師・葛飾北斎の娘・お栄と、江戸に生きる人々との交流を描いたアニメ―ション映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』(5月9日公開)の完成披露上映会が、4月17日にスペースFS汐留で開催。

原恵一監督が登壇し、本作の原作者である漫画家・杉浦日向子について「僕には絶対超えられない天才です」と、才能を称えた。

原監督は、杉浦日向子のコミックについて「20代後半で初めて出会ったけど、その後の僕の作品には、杉浦さんの作品の影響がものすごく出ていると思います」と告白。

さらに「一番の問題は、僕が原作を好きすぎることでした。僕は仕事が遅いけど、手は止めないんです。でも、絵コンテを作っていて、何も描けなくなる時期がありました」と、原作に対する熱い思いを告白。

その後、杉浦日向子の実兄・鈴木雅也、鈴木弘子夫妻が花束を手に登壇した。鈴木氏は、「ここまで妹のことをわかってくれているのってすごいよねと、妹に話しかける感じで、映画を見ました。彼女は本当に大満足だと思います」と感激しきりの様子。

原監督も「杉浦さんに見せても恥ずかしくないものを作ったという自負はあります」と手応えを口にした。

最後に、原監督は、再び杉浦日向子の作品群を絶賛した。「僕にとって杉浦さんの作品は、非の打ち所がない完璧な作品ばかり。とりわけできの良い『百日紅』を監督できることになっていちばん心がけたのは、作品を壊さず、いかに良い道具になりきれるかということでした。その役目は果たせたような気がします」と、力強く締めくくった。【取材・文/山崎伸子】

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