ネイチャー映画の名手が斎藤工のセクシーな声に困惑?

『小さな世界はワンダーランド』のマーク・ブラウンロウ監督にインタビュー!
  • 『小さな世界はワンダーランド』のマーク・ブラウンロウ監督にインタビュー!

『アース』(07)や『ネイチャー』(14)などで知られるBBC EARTHと、ピクサー・スタジオが初めてタッグを組んだ映画『小さな世界はワンダーランド』(5月9日公開)。来日したマーク・ブラウンロウ監督に、本作の魅力を語ってもらった。

これまでにも、数々の野性動物が繰り広げる生と死のドラマをダイナミックな映像で届けてきたブラウンロウ監督。そんな彼が今回の主役に選んだのは、シマリスとスコーピオンマウスという小さな動物たちだ。

ブラウンロウ監督はこの2匹に目を向けた理由について、「まだ知られていない動物の意外な一面を観客に伝えたかった」と話す。

「2匹とも一見可愛らしい姿をしているけど、じつはアクション満載な生活を送っているんだ。スコーピオンマウスなんて、毒を持つサソリを捕食する獰猛さを持っているからね。そんなキャラクターを主人公にすれば、きっとおもしろくなると思ったんだ」

人間の足元くらいの高さで生活している2匹を撮影するために参考にしたのが、ピクサー・スタジオの『バグズ・ライフ』(98)だったという。

「アリの目線を通して描かれるこの作品を見て、『小さなスケールの世界はこういう風に撮影すればいいのか!』とインスピレーションを受けたよ」

『バグズ・ライフ』で小さな虫たちのスリリングな冒険が描かれるように、本作でも過酷な環境で暮らす小さな2匹の壮絶なドラマが映し出される。しかし、劇映画とは異なる“ドラマチック・ドキュメンタリー”の本作は、事前に脚本が準備されていたがために撮影が難航することも…。

ブラウンロウ監督は「脚本に書かれている動物の行動を撮影するのには苦労した。特に大変だったのが、シマリス同士の対決シーンだ」と振り返る。「一番忍耐力が試されるシーンだったよ。でも結果的に、子どものシマリスが大人のシマリスに勝利し、オオカミのように雄叫びを上げる姿を撮ることができた。何度見ても笑ってしまう貴重なシーンだね」

そんな動物たちの物語をドラマチックに盛り上げるのが、日本版ナレーションを担当した斎藤工の語り口だ。ブラウンロウ監督に斎藤が“セクシー俳優”としてブレイクしていることを伝えると「この作品にセクシーってどうなのかな(笑)」と苦笑いだったが、彼の仕事ぶりについては「技を磨いてきた役者の資質も垣間見えつつ、この物語のエモーションを饒舌に伝えてくれる、素晴らしい声質だね」と大絶賛した。

おとぎ話のようにファンタジックな世界観にも注目だが、小さな2匹の生態を捉えた映像は、ここでしか見られない貴重なものばかり。彼らの可愛らしい奮闘を劇場でぜひチェックしてほしい。【取材・文/トライワークス】

■『小さな世界はワンダーランド』
公開日:2015年5月9日(土)
料金:高校生以下500円、一般・大学・シニア1100円
※3D料金および、メガネ代別途
※一律料金につき割引適用外
※前売り券なし

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