トム・ハンクス、『天使と悪魔』続編出演の条件は?

左から・ロン・ハワード監督、トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、プロデューサーのブライアン・グレイザー
  • 左から・ロン・ハワード監督、トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、プロデューサーのブライアン・グレイザー

「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの映画化第2弾『天使と悪魔』(5月15日全世界同時公開)で、主演のトム・ハンクス、ヒロインのアイェレット・ゾラー、ロン・ハワード監督、プロデューサーのブライアン・グレイザーが来日。5月7日に、帝国ホテルで記者会見を行った。

トム・ハンクスは『ダ・ヴィンチ・コード』(06)以来3年ぶり6度目の来日、アイェレット・ゾラーは本作で2度目の来日、ロン・ハワード監督は『アポロ13』(95)以来14年ぶりの来日となった。なお、この来日記者会見は、YouTubeブランドチャンネルで生中継された。

宗教をモチーフにした本作の撮影は、やはり苦労も多かったと語るロン・ハワード監督。「ヴァチカンの協力を得られないことは、もともとわかっていたよ。前作のときもそうだったしね。でもローマという町にはたくさんの資料があるので、それを活かして撮ろうと思った。今回はサイレント映画時代から現在にいたるまでの映画手法を駆使して作っていったよ」

本作では、宗教と科学の対立など、さまざまなテーマが描かれているが、それぞれにどう捉えて臨んだのだろうか。

トム・ハンクスはこう答えた。「私の俳優としてのテーマは、『ダ・ヴィンチ・コード』のときは“信仰と歴史”で2000年前に遡っての話だったけど、今回は“信仰と科学”。超現代的な科学と宗教がどう折り合っていくのかという問題だ。でも答えは出ない。でも、この世には、両方が共存するスペースはあると思ってる。多額なお金、才能と努力を費やして作ったこの映画が、何か考えるものを与えてくれたらすごく嬉しいね」

ロン・ハワード監督の答えはこう。「ラングドン教授(トム・ハンクスの役)は、あらゆることに関してオープンな姿勢をもっている。人間は知性を用いて、あらゆることに疑問を投げかけていくし、それが人間のあるべき姿。よく政治や宗教は、それを暴力や恐怖に置き換えたりしがちだが、それを止めるためにも、人間は探求してよく考えないといけない。それがこの映画の言ってることだと思う」

アイェレット・ゾラーも演じた役柄を絡めてこう答える。「私がいちばん興味をもったのは、“信仰と科学”というテーマよ。(演じた)ヴィットリアは科学者だったから、私自身も撮影しながら自問していったわ。私にとっては初めてのハリウッド大作だったけど、観終わったあとでディスカッションしたりできる映画になってる。そういう意味では、非常に観客をリスペクトした映画だと思うわ」

それにしても、原作者のダン・ブラウンが、ロバート・ラングドンのシリーズ第3弾「ザ・ロスト・シンボル」(原題)を書き上げたと発表されたばかりで気が早いが、映画化第3弾の可能性についての質問が。

プロデューサーがトムに「出てくれますか?」と尋ねると、トムは「いいですが、条件としてまた東京へ戻ってきて、4日間プロモーションができるというならやりますよ」と笑顔で答えてくれた。

さて、完成した映画『天使と悪魔』は、小説の緻密なプロットの要点を踏まえつつ、サスペンス・ドラマとしてテンポのいいエンターテインメント大作に仕上がっていた。いよいよ5月15日より全米同時公開となるので、今からスタンバイして!【MovieWalker/山崎伸子】

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