「ナイツ」インタビュー(1) 〜オードリーと違って、文化系です〜

いまテレビでも引っ張りだこ
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昨年末の「M-1グランプリ」でも活躍した、“ヤホーで調べました”でおなじみの実力派芸人「ナイツ」。言い間違えるボケをひたすら重ねていく、独特なスタイルの誕生秘話を聞きました。

塙「もともと、言い間違えるボケをやっていたよな。ネタの一部で」

土屋「そこはウケるのに、ほかの部分が全くウケなかったころね」

塙「だから、ネタを言い間違えるボケを100%にしたらおもしろいんじゃないかってね。で、小ボケを連発するネタをやったら事務所に怒られるかなって思ったら、案の定(笑)」

土屋「小ボケが3、4回続くと『もういいよ』って叱られたからねぇ・・・」

塙「でも、2人とも小ボケ・ツッコミの方が合ってるよね。俺は言い間違えるボケが得意だと思ってるし、ほかの漫才のやり方は考えずにやった結果、いまのスタイルにっていう」

土屋「そうそう! しっくりくる感じ。ネタをやってても気持ちよかったしさ。大きなフリとかボケは苦手だけど、小ボケならって(笑)」

塙「“言い間違えなきゃいけない”のに、正しい言葉で言ってしまうこともしょっちゅう(笑)」

土屋「あるある! 『そこはヤホーだろ!』って、ボケのようなツッコミを入れるけど。ずっと一緒にやってるから、急に違うボケが来ても自然にツッコめるんだよ」

塙「それはそれで笑いにつながるしな」

土屋「たまに腹を抱えて笑うお客さんとかいない? 見てるこっちが笑いそうになるくらい。最高に幸せな瞬間!」

塙「最近、ネタを披露する場が増えたのは嬉しいけど、ネタの消費が早いから大変。とりあえず思いついたことはブログに投下。何かしら使えるかもしれないから」

土屋「塙さんが毎日ブログにネタを書くようになってから、ネタ出しもポンって出せるようになったしね」

塙「言い間違えるネタは“フォーマット”みたいなもんだよなぁ。ボケを変えるだけでネタが成り立つし。びっくりしたのは、言い間違いでお米やせんべいの商品名を言ったら、実際に現物がメーカーから送られてきたこと!」

土屋「嬉しかったけどね(笑)」

塙「ネタは昨年よりもことしの方がおもしろいっていう自信があるよね。ロボット的に綿密に作り込んだネタから、より自然体なネタに変わった感じで」

土屋「確かに。ことしも賞レースに積極的に挑戦したいな」

連日仕事に追われ、なかなか休みを取れないのが悩みのよう。話は体型のことにまで飛躍して・・・。

塙「最近、仕事が増えてテレビ局にいる時間が長くなったよな。それはそれでおもしろいけど、地方の営業をしたり、もっと外の空気に触れたいんだけど・・・」

土屋「地方の営業はホント楽しい。おいしいものが食べられるしねぇ」

塙「俺たちはまだ外の仕事があるからいいけど、オードリーは大変だろうなぁ。テレビで見ない日はないし、多分、テレビ局に住んでるレベル(笑)。休みは適度に必要だと思うんだよね」

土屋「休みらしい休みがほしいね。家族と温泉に行ったり、芸人仲間と飲みに行ったりさ」

塙「オードリーは打ち上げに誘っても多忙で来られないことが多いけど、よく体がもつよなぁ?」

土屋「彼らはアメフトやってたから体力があるんだよ! 僕らは文化系だから、あんなに働いたら倒れてしまうかも・・・」

塙「飲みに行きたいんだけど、飲むとなんだかんだと食べちゃうから太っちゃうんだよねぇ。俺の奥さんは、痩せてるのに毎日腹筋していてエライんだよ。それを見て俺もやるんだけど10回くらいでダウン(笑)。中学生の頃は代謝よかったのにな〜。なんかもう体力があり余ってたし!」

土屋「奥さんに何か言われたの?」

塙「“あなたの旦那さん太ったね”って私の友達が言ってたよ、ってなぜか遠回しにね(笑)」

※インタビュー(2)に続く

【構成=シュシュ記者/池田諭弘】

※インタビューは、「シュシュ」09年5月14日発売号でも掲載
塙宣之 (はなわのぶゆき)●1978年、千葉県出身。土屋伸之(つちやのぶゆき)●1978年、東京都出身。言い間違えるボケを重ねるネタで大ブレイク。浅草を拠点とし、寄席でも活躍するほか、塙は漫才協会の理事を務めるなど、幅広く活躍中。ナイツの漫才やブログなどでの名言(言い間違い)を収めた「ナイツ ヤホーで調べました」(¥1260)が好評発売中。詳細はhttp://www.maseki.co.jp/talent/detail?talent_id=15参照

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